[写真]=坂口功将 ※写真は2024年12月13日撮影

 大同生命SV.LEAGUE MENの第18節GAME2が3月9日(日)に行われ、日本製鉄堺体育館にて日本製鉄堺ブレイザーズと東レアローズ静岡が対戦した。

 GAME1ではホームの日鉄堺BZがストレートで勝利を収めていたが、GAME2はどういった試合運びになるだろうか。

 ホームの日鉄堺BZはアウトサイドヒッター(OH)に高野直哉とルチアーノ・パロンスキー、ミドルブロッカー(MB)に蔡沛彰と渡邉晃瑠、セッター(S)に山口頌平、オポジット(OP)にシャロン・バーノン=エバンズ、リベロ(L)に森愛樹をスタメンに起用。

 一方の東レ静岡は、OHに楠本岳と重藤トビアス赳、MBに李博と西本圭吾、Sに新貴裕、OPにアラン・ソウザ、Lに武田大周を起用した。

 第1セット序盤、山口がブロックで重藤を仕留めると、バーノンの力強いスパイク、再び山口のブロックポイントと連続得点にし7ー3とリードを4点に広げた。重藤に替わって小澤宙輝をコートに送った東レ静岡は、相手のミスもあり10ー10と同点にしたが、中盤から終盤にかけて取っては取られの展開が続いた。両チームともに20点台に乗せた終盤、21ー20と1点リードした場面で小澤のネットインサーブが得点となり、勢いそのまま25ー22で東レ静岡が第1セットを先取した。

 第2セット、東レ静岡は小澤がスタートからコートに立った。5ー3と先に一歩前へ出た日鉄堺BZはその後も2点のリードを保って試合を進めたが、9ー10の場面で楠本がスパイクを決めると同点に追いついた。それでも再び前に出たのは日鉄堺BZ。ネット際のボールをパロンスキーが相手コートに叩きこむと13ー10と3点差にし、その後さらに4点差とした日鉄堺BZだったが、東レ静岡も粘りを見せ19ー19と同点に追いつく。22ー21と逆転に成功した東レ静岡は、最後は相手のサーブミスで得点し25ー23でこのセットも連取した。

 続く第3セットは互いに譲らない展開となったが、その展開を先に抜け出したのはあとがない日鉄堺BZだった。10ー8の場面では相手エースのアランのスパイクをブロックで阻むと3点差とし、そのリードを保ちながら試合を進めた。このセットを取り切り白星へと繋げたい東レ静岡だったが、先に20点台へと乗せた日鉄堺BZは替わって入った上村琉乃介がサーブで躍動し、第3セットは25ー19で日鉄堺BZが奪い返した。

 第3セットを奪い返し勢いに乗る日鉄堺BZは、第4セットでもリードを奪い10ー7と3点差とした。それでも反撃を開始した東レ静岡が同点に追いつくと、先に12点に乗せテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤逆転に成功し2点差をつけた東レ静岡は、16ー14の場面でブロックを決めると点差を3に広げた。その後さらにバーノンのスパイクミス、西本のブロックと得点を重ねた東レ静岡は25ー17でこのセットを奪い、セットカウント3ー1で勝利した。

 ■試合結果

  日本製鉄堺ブレイザーズ 1ー3 東レアローズ静岡

  第1セット 22ー25

  第2セット 23ー25

  第3セット 25ー19

  第4セット 17ー25