日本バレーボール協会(JVA)は11日、フェルハト・アクバシュ氏の女子日本代表監督就任内定記者会見を行った。
トルコ出身のアクバシュ氏は、2017年から2018年にかけて女子日本代表のコーチとしてチームをサポートした経験を持つ。また、監督としてトルコやクロアチアの女子代表チームを率いた経歴もあり、現在はトルコのエジザージュバシュ・イスタンブールの監督を務めている。
女子日本代表にとって史上初めての外国人監督となるアクバシュ氏。監督就任については「光栄に思っています」とし、日本のバレーボールへの印象について「堅調なバレーボール文化と大きな可能性があると感じています」と語った。
また、2018年に女子日本代表のコーチを退任してからも「いつもフォローしています」と女子日本代表を追っていたことを明かし、チームについても「規律や技術、メンタル面でのチームスピリット等、称賛に値するものを持っていると思っています」と称賛した上で、「そのような才能のある選手たちと一緒にできることを名誉に思います」と喜んだ。
監督としての目標については、「主な目標は、競争力がある、ダイナミックで、国際的にパフォーマンスを発揮できるチームを作ること、また同時にロス五輪に向けてベストなメンバーを集めていきます」と2028年のロサンゼルス五輪を軸に設定。そのためのチーム作りについては「強い意欲とともにチーム思考を持ったチーム作りを大切にしている」とメンタル面の重要度を語るとともに「トップチームと互角に戦えるようにフィジカル面も強化していく必要があり、サーブ、レセプションの安定性、攻撃の安定性が重要になってくると思います」と自身の基準を明かした。
なお、アクバシュ氏はクラブシーズンが終了した後の5月中旬頃に代表監督として活動を始める予定。6月4日に開幕するバレーボールネーションズリーグ2025に向けて準備を進めていくこととなる。