10日、V.LEAGUE MEN WEST(Vリーグ男子西地区)のヴィアティン三重は、2024ー25シーズンをもって倉田真監督が退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 倉田監督は三重県出身で松阪工業高校を卒業後、大同特殊鋼知多レッドスター、東京ヴェルディで選手として活躍。2019年よりPFUブルーキャッツ(現・PFUブルーキャッツ石川かほく)のコーチを経て2021年5月にVT三重の監督に就任。これまでの4年間で、V.LEAGUE DIVISION2でチーム過去最高の3位、国民スポーツ大会では2年連続の準優勝にチームを導いた。また、今シーズンはまだ順位決定はしていないが、Vリーグ男子西地区で2位以上を確定させており、プレーオフ進出が決定している。

 退団に際して倉田監督は以下のようにコメントしている。

「今シーズンをもちまして監督を退任致します事をご報告させて頂きます。ヴィアティン三重を支えて頂いているスポンサー様、ファンの皆様、三重県バレーボール協会の方々、いつもチームを支えて頂き本当にありがとうございます」

「ここまでを振り返ると多くの選手、スタッフと出会い目標に向かってバレーボールと向き合った日々は本当にかけがえのないものとなりました。仕事とバレーボールを両立しながら限られた時間と環境の中で真摯にバレーボールに打ち込む選手達を間近で見て、私の方が背中を押され頑張らないとと励まされながら奮闘していたような気がします。困難な状況でも心が折れる事なく主体的に行動し結果を追い求める。そして結果を残してきた素晴らしい選手達と出会う事ができ成長させて貰った事に本当に感謝しています。これからもそんな選手達を応援して頂けたら幸いです」

「またヴィアティン三重のフロントスタッフ、現場スタッフについても自分の事は二の次に常にファンの方々を想い、そして常に選手とチームを想いながら活動していました。そんな『想い』が溢れるチームの監督を務める事が出来て本当に幸せな日々を過ごすことができました」

「今後、たくさんの方々の支援を頂きながら『想い』を強く、大きくしたチームは更に飛躍していくと思いますので引き続きご支援、ご声援を宜しくお願いします」

 チームからも「仕事をしながら監督をするという厳しい環境の中、ここまでの成績を残していただいたこと、チームとして感謝いたします。4年間ありがとうございました」と感謝の思いが述べられている。

 なお、後任については決まり次第発表するとしている。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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