大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のNECレッドロケッツ川崎は12日、バレーボールアジアチャンピオンズリーグ女子フィリピン2025(ACL2025)への出場を辞退することを発表した。クラブ公式Xが伝えている。
2023ー24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENで優勝したNEC川崎は、4月20日(日)~27日(日)にフィリピンで行われる今大会への出場を獲得していた。
だが、NEC川崎は今シーズンのSVリーグ女子でチャンピオンシップ進出を決めており、チャンピオンシップの日程とACL2025の日程が重なっていることから、出場を辞退するということだ。
クラブは「NECレッドロケッツ川崎の2025 AVC Women’s Champions League出場を楽しみにしていただいていた皆様に、心よりお詫び申し上げます」と伝えている。
また、一般社団法人SVリーグ(SVL)もクラブと同じタイミングでNEC川崎のACL2025への出場辞退を伝えるとともに、詳細を明かしている。
SVLはかねてよりSVリーグ女子のチャンピオンシップの日程を4月第3週から5月1週に設定し、アジアバレーボール連盟(AVC)にこの期間以外でのACL2025の開催を求めて交渉をしてきたものの、変更は困難であるという結論が出たという。
NEC川崎のチャンピオンシップ進出決定により大会スケジュールの重複が避けられない状況となり、日本バレーボール協会(JVA)との協議の結果、苦渋の判断ではあるものの出場辞退を決めたということだ。
SVLは、「アジアチャンピオンズリーグは世界クラブ選手権への出場権を懸けた非常に重要な大会であり、SVLのチームが世界に挑戦する貴重な舞台です。SVLのチームの出場を実現するべくSVLとしてもAVCと交渉を重ねてまいりましたが、最終的にこのような結果となり、非常に残念です」と言及。「SVLは今後もSVL所属チームがグローバルに活躍する機会を確保するべく、JVAをはじめとする関係各所との調整・ 対話を強化してまいります」としている。
NEC川崎は、大会名がまだアジア女子バレーボールクラブ選手権大会だった2024年大会で8年ぶり2回目の優勝を飾り、2024年12月に開催されたFIVB女子クラブ世界選手権にも出場していたが、今大会への出場は叶わなくなってしまった。