[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA男子のプレーオフ準々決勝第2戦が3月17日(月)に行われ、大塚達宣が所属するミラノはチヴィタノーヴァと対戦し、セットカウント0ー3(16ー25、16ー25、20ー25)でストレート負けを喫した。

 レギュラーラウンドを6位で終えたミラノは、プレーオフ準々決勝でレギュラーシーズン3位のチヴィタノーヴァと対戦。3戦先勝方式のプレーオフ、10日(月)に行われた準々決勝第1戦では、フルセットの戦いの末にミラノが勝利を収めていた。

 ミラノのホームで行われた第2戦の第1セット、大塚はベンチスタート。序盤から点の取り合いとなり、サイドアウトが続く。チヴィタノーヴァはトルコ代表のオポジット(OP)ラグムジア・アディスを軸に得点を重ねる。対するミラノは多彩な攻撃を仕掛けるも、相手の高いブロックに阻まれ、なかなか得点につなげられない。終盤、15ー21の劣勢の場面で大塚が投入されるが、直後に2連続サービスエースを取られてしまう。最後はチヴィタノーヴァのブロックポイントが決まり、16ー25でミラノがセットを落とす。

 第2セットも大塚はベンチスタート。チヴィタノーヴァは第1セットの勢いをそのままに、サーブで揺さぶり、ミラノはサイドアウトが取れない苦しい展開が続く。スパイクミスが目立ち始めたところで、大塚が再びコートイン。大塚はパイプ攻撃で得点するものの、チヴィタノーヴァの猛攻撃を止めることができず、最後はミラノのスパイクがアウトとなり、16ー25でセットを落とす。

 注目の第3セット、大塚はスタートからコートに入った。序盤にパイプ攻撃を決め勢いに乗るが、チヴィタノーヴァの高いブロックとサービスエースで徐々に点差を広げられる。ミラノはアウトサイドヒッターのマテイ・カジースキとOPフェレ・レガースを中心に攻撃を組み立て、流れを掴む。大塚も終盤でサーブを上げ自らスパイクを決めるなど持ち味を発揮する。しかし、チヴィタノーヴァの打点の高いスパイクに苦しみ再び点差が開く。最後は大塚のサーブミスで、チヴィタノーヴァが20ー25でセットを取り、ミラノはストレート負けを喫した。

 この試合で大塚は1、2セット目は途中出場、3セット目からはスタートから出場し、計4得点をあげた。自らサーブを拾い、そのまま攻撃につなげて得点する大塚らしいプレーや守備面でも粘り強いプレーを見せたが、全体としては相手チームの高い攻撃力に押される展開となった。

 ミラノは第1戦で勝利していたが、今回の試合で敗れ1勝1敗と振り出しに戻った。次の第3戦は、24日(月)2:00より試合が行われる。

■試合結果

ミラノ 0ー3 チヴィタノーヴァ

第1セット 16ー25
第2セット 16ー25
第3セット 20ー25