一般社団法人SVリーグ(SVL)は18日、選手・クラブのプロ化とオンザコートルールの改正について、2026―27シーズンより実施することを発表した。
2023年にSVL(当時は一般社団法人日本バレーボールリーグ機構)がV.LEAGUE REBORNとして発表したリーグ全体の中期計画。リーグが2030年までに「世界最高峰のバレーボールリーグ」に成長するために進むべき方向が定められた。
その中の選手のプロ化、クラブのプロ化、オンザコートルールの改正について2026―27シーズンより実施される。
新たに設けられた選手のプロ化については、1クラブに所属する選手の過半数がプロ契約選手であることが必須条件となる。なお、プロ選手の定義はバレーボールの活動による対価(出場給、勝利給等)を得ている選手と定められている。
また、新たに設けられた部分と既存のルールから要件が引き上げられたクラブのプロ化については、バレーボールを主たる事業とする運営法人(株式会社)の保有、クラブ運営法人の決算情報の公開が必須となり、SVL実行委員の必須要件がクラブ運営法人の代表権をもった取締役(原則常勤)に引き上げられた。
オンザコートルールの改正については、元々2027―28シーズンから同時出場可能な外国籍選手の人数を現状の2名から3名に変更するとしていたが、1年前倒しされ、2026―27シーズンから実施される。
これらの改正の理由について、SVLはリーグ開幕後の男子の好調な集客や世界的な名プレーヤーの来日など、世界最高峰のリーグとなる地盤が整いつつあることから、男女のクラブと活発な議論を重ね、こうした動きをさらに加速させ、世界最高峰のバレーボールリーグというゴールをより確実に、より早く達成するためと明かしている。