大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第20節GAME2、ジェイテクトSTINGS愛知と大阪ブルテオンの対戦が岡崎中央総合公園武道館で3月23日(日)に行われた。
現在4位のSTINGS愛知と3連勝で首位を走る大阪Bの対戦。GAME1では大阪Bがストレートで勝利しており、ホームのSTINGS愛知としても負けられない一戦だ。
STINGS愛知は、OHにトリー・デファルコ、リカルド・ルカレッリ、MBに村山豪、岩本大吾、OPに藤原直也、Sに河東祐大、Lは小川智大の布陣で挑んだ。
大阪BはOHに富田将馬とロペス・ミゲル、MBに山内晶大とエバデダン・ラリー、Sに永露元稀、OPに西田有志、Lに山本智大をスタメンに起用した。
第1セット、序盤で大阪ブルテオンのアウトサイドヒッター(OH)富田のブロックアウトやミドルブロッカー(MB)山内のブロックが決まり、4点のリードを奪う。対するSTINGS愛知は昨日ケガから復帰した宮浦健人を投入。ライトからのスパイクやネットインで復帰初のサービスエースを決め、チームに勢いをもたらす。大阪Bは富田と西田を軸に攻撃を展開。一方、STINGS愛知も終盤でデファルコは腕を振り回すような形で得点し点差を縮めるが、大阪Bはクイック織り交ぜた攻撃で着実に得点を重ねセットを先取した。
第2セット、序盤から一進一退の攻防が続く中、多彩な攻撃を仕掛ける大阪Bが徐々に点差を広げていく。しかし、STINGS愛知は第1セットと同様にデファルコにトスを集め得を重ね、さらにサービスエースも決まり調子を上げていく。中盤にはMB岩本のブロックが決まり、16ー16で追いつく。終盤は互いに一歩も譲らない展開となるが、STINGS愛知のリベロ(L)の小川が要所で好プレーを見せ得点につなげる。さらに、再び途中出場した宮浦が連続得点を挙げ、STINGS愛知がセットを奪い返した。
第3セット、STINGS愛知の宮浦はスタートから投入。序盤、宮浦とデファルコの2連続ブロックが決まり、STINGS愛知がリードする展開となる。しかし、大阪BはOHロペスの力強いスパイクで勢いに乗り、11ー11で同点に追いつく。その後は互いに打ち合う展開となるが、大阪Bが一歩前に出る。中盤、大阪Bのロペスのスパイクで得点を重ねる。一方、STINGS愛知もサービスエースで追いつきを試みるも、なかなか点差を縮められず。最後は大阪Bがこのセットを取った。
大事な第4セット、大阪Bはクイックとサイドからの幅広い攻撃を駆使し得点を重ねる。一方、STINGS愛知はサービスエースと2連続ブロックを決め、先にテクニカルタイムアウトを迎える。中盤、OHデファルコがコート外からの二段トスをうまくブロックの指先にあてて得点し、STINGS愛知が2点差リード。終盤、激しい一進一退の攻防が続くが、再び宮浦がサービスエースを決める。しかし大阪Bも粘りを見せ、2連続ブロックで21ー21。その後も見ごたえのあるラリーが続き試合はデュースへ。大阪BのL山本が2連続でディグをあげてみせるが得点にはつながらず。最後は宮浦の完璧なブロックアウトでSTINGS愛知が再びセットを取り返し、試合はフルセットへともつれ込んだ。
どちらも後がない第5セット、大阪Bはロペスにトスを集め打点の高い攻撃で得点するが、STINGS愛知は宮浦にトスを集め応戦する。その後もサイドアウトが続く激しい点の取り合いとなる。STINGS愛知が先に10点代にのせるが、大阪Bがブロックポイントを決め逆転に成功。大阪Bが先にマッチポイントを握り、ロペスの強烈な攻撃が襲うが、STINGS愛知L小川があげ粘りをみせる。激しいラリーが繰り広げられるが、最後は西田のブロックアウトで大阪Bが激闘を制した。
ホームのSTINGS愛知はケガから復帰した宮浦の攻守での活躍や小川の要所でのレシーブが光りフルセットにもつれ込む展開となったが、リズムを崩さず試合展開を進めることができた大阪Bの勝利となった。
STINGS愛知の次戦は3月29日岡崎中央総合公園武道館にて東京グレートベアーズと、大阪Bはエントリオにてウルフドッグス名古屋と対戦する。
■試合結果
ジェイテクトSTINGS愛知 ー 大阪ブルテオン
第1セット 22ー25
第2セット 25ー23
第3セット 19ー25
第4セット 19ー25
第5セット 13ー15