[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA男子のプレーオフ準々決勝第3戦が3月24日(月)に行われ、石川祐希が所属するペルージャはモデナと対戦し、セットカウント3ー1(25ー17、25ー22 、18—25、25ー22)で勝利した。

 レギュラーシーズン最終節で首位から陥落し、2位でプレーオフに臨むこととなったペルージャ。3戦先勝方式のプレーオフ準々決勝ではレギュラーシーズン7位のモデナと対戦し、9日(日)の1回戦では苦しみながらもセットカウント3—1、17日(月)に行われた2回戦は3—0でペルージャが2連勝し準決勝進出に王手をかけていた。

 準決勝進出をかけて迎えた第3戦、石川は引き続きベンチからのスタートとなった。

 第1セットの序盤からペルージャのセッターのシモーネ・ジャネッリがスパイクを叩き込んでポイントを獲得、サーブでもモデナを揺さぶりリードを保って試合が展開する。中盤に入ってもモデナにブレイクを許さず、終始主導権を握ったペルージャが1セット目を先取した。

 続く2セット目もペルージャがリードし最大6点のビハインドをつけて優位に試合を進めていく。モデナはサービスエースやブロックポイントでの加点を見せるも、ペルージャは攻撃の手を緩めず2セットを連取した。

 第3セットもペルージャが先行する入りとなったが、後がないモデナの4連続得点から流れが一変した。8—14と追いかける展開となったペルージャは石川を投入するがモデナに3連続サービスエースを許す。流れを引き寄せたいペルージャは石川にトスを託し得点するも、ブレイクとはならず11—20と点差を離され、勢いそのままにモデナがこのセットを奪取した。

 第4セットは序盤からペルージャが気迫のこもったブロック、スパイクで強さを見せつける。しかしモデナもブロックアウトを狙った攻撃を仕掛けるなどして追い上げ、ブロックポイントも獲得して一時14—14の同点となる。拮抗した展開となる中、ペルージャは強烈なサーブでモデナを崩して多彩な攻撃から得点を重ね逃げ切ると25—22でこのセットを奪い返し、セットカウント3—1で勝利した。

 石川は第3セットにのみ途中出場しスパイクで1得点をあげた。

 3連勝したペルージャは準決勝進出を決めた。準決勝では、チヴィタノーヴァとミラノの勝者と対戦する。

■試合結果

ペルージャ 3ー1 モデナ

第1セット 25ー17
第2セット 25ー22
第3セット 18ー25
第4セット 25ー22