大同生命SV.LEAGUE MENの第21節GAME2が30日(日)に行われ、エントリオにてウルフドッグス名古屋と大阪ブルテオンが対戦した。
首位攻防戦となるこのカード、GAME1はフルセットまでもつれ込む戦いとなったが首位の大阪Bが勝利していた。
ホームのWD名古屋はアウトサイドヒッター(OH)に山崎彰都と水町泰杜、ミドルブロッカー(MB)に近裕崇と傳田亮太、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に渡辺俊介と市川健太をスタメンに起用。
一方の大阪BはOHにミゲル・ロペスと甲斐優斗、MBに山内晶大とエバデダン・ラリー、Sに永露元稀、OPに西田有志、Lに山本智大をスタメンに起用した。
第1セットは両チームともに高い攻撃力を見せ拮抗した入りとなり、大きな点差はつかないまま中盤へと入った。16ー16の場面で西田のスパイクがアウトになると、直後に水町のサービスエース、ロペスのスパイクミスと連続得点を許し16ー19とWD名古屋が前へ出た。そのままWD名古屋の流れになるかと思われたが、この試合スタメン起用の甲斐の活躍もあり21ー21と同点に追いつく。ニミルを中心に得点を重ねたWD名古屋が再び前に出るも、大阪Bは粘りを見せ先にセットポイントを握った。最後はリリーフサーバーとしてコートに入った西川馨太郎がサービスエースを決め25ー23で第1セットを奪った。
第2セット、WD名古屋は連続得点で7ー3とし相手を突き放しにかかるも、GAME1で何度も逆転に成功した大阪Bはこの試合でも焦らず得点を重ね徐々に点差を縮める。2点差が縮まらないまま中盤に入った戦いだったが、大阪BのミスもありWD名古屋が先に20点台へと乗せた。ロペスや甲斐を中心に攻撃する大阪Bだったが、最後はニミルが強烈なスパイクで25点目を決め、25ー21でWD名古屋がこのセットを奪い返した。
第3セットは序盤から互いに譲らない展開となった。5ー5から2連続でブロックポイントを決めた大阪Bが前に出るも、直後にWD名古屋が追いつき再び同点に。14ー13の場面でエバデダンがブロックで得点するとブレイクに成功し2点前に出ると、得点源であるニミルのスパイクがアウトになり17ー14とさらに点差を広げた。21ー19の場面では西川がニミルのスパイクをシャットし22点目を奪うと、追いつかれる場面がありながらも最後は西田のサービスエースでこのセットを取り切った。
第4セットも先に前に出たのはWD名古屋となった。8ー3と大きくリードしたWD名古屋だったが、このセットでも粘り強い守備から攻撃に繋げる大阪Bは14ー14でついにその背中を捕らえた。17ー17の場面でニミルのスパイクがアウトになると逆転に成功したものの、その後両チームともに20点台に乗せ、取っては取られの展開が続いた。ロペスのサービスエース、甲斐のブロックでセットポイントを握った大阪Bは、ニミルの強烈なサーブをしっかりレセプションし甲斐に託すと、25点目を取り切り25ー23でこのセットを奪いセットカウント3ー1で勝利した。
首位攻防戦となったこのカードは、チャンピオンシップの組み合わせに関わる重要な試合となっていた。結果はGAME1、GAME2ともに大阪Bの勝利。WD名古屋は残り2試合、大阪Bは残り4試合でどのような戦いを見せるのかにも注目だ。
■試合結果
ウルフドッグス名古屋 1ー3 大阪ブルテオン
第1セット 23ー25
第2セット 25ー21
第3セット 23ー25
第4セット 23ー25