“バレーボール発祥の国”アメリカで今年からスタートした女子プロリーグの「League One Volleyball」、通称「LOVB」(ラヴ)。そこに日本からはリベロの小島満菜美と井上琴絵、セッターの松井珠己の3選手が参戦している。
そもそもこのLOVBとは、アメリカにおける初めての取り組みだ。代表チームは男女ともに五輪で金メダルを獲得した実績を持つなど、アメリカはバレーボール界におけるれっきとした強豪国。だが意外にも?これまで国内の大型プロリーグはなく、大学を卒業した選手たちは欧州や南米、アジアなど海外に渡って各国のリーグに参戦するケースがほとんどだった。アメリカにはバスケットボールのWNBAやサッカーのNWSLといった各競技の女子プロリーグが存在し、そこで今度は「バレーボールで次のメジャーリーグを」と掲げ、この「LOVB」が発足したというわけだ。
リーグはアトランタ、ヒューストン、マディソン、オースティン、ソルトレイク、オマハの6チームで争われ、レギュラーシーズンが今年1月にスタート、4月中旬のファイナル(プレーオフ)で閉幕となる。アメリカ国籍の選手たちが中心となって参加し、もちろん五輪メダリストの姿も。そして日本人選手では小島と松井がソルトレイクに、井上がオースティンに在籍している。

