5日、一般社団法人SVリーグ(SVL)が同日に行われた大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第22節GAME1の埼玉上尾メディックス vs Astemoリヴァーレ茨城の試合において、得点記録の誤りが発生したことを発表した。
埼玉上尾のホームである上尾市民体育館にて行われたこの一戦は、アウェーのAstemoがセットカウント3ー2(25ー18、29ー27、26ー28、14ー25、15ー13)で勝利を収めていた。
しかし、この一戦で得点記録の誤りが発生していたことが発覚。第2セット、『埼玉上尾 14-14 Astemo』の場面で埼玉上尾が15点目を得点した際に誤って16点目が加算。『埼玉上尾 16-14 Astemo』となり、公式記録と埼玉上尾の実際の得点に差異が発生した。
また、公式記録システムとして採用されている『e-score』、e-scoreにトラブルが発生した際のバックアップとして記録用紙を用いて公式記録を記入している『バックアップスコアラー』、これまでに発生した得点の誤りを受け、先の2者とは別に試合の得点のみを記録している『予備の得点記録員』の3者が記録している得点に齟齬が発生した際、十分な検証を行うことなく得点が誤った状態で試合を進行。
その後、誤りに気づくことなく試合は続行され、埼玉上尾が27点を獲得していないにも関わらず、記録上は29ー27でAstemoが第2セットを獲得した。試合中に発生した問題を迅速に解決し、もとの状態に試合を回復することを目的しているジャッジカンファレンスは行われなかったという。
今回の事象についてSVLは、試合が成立していることから会場で記録されたe-scoreに合わせ、第2セットの得点を『埼玉上尾 27ー29 Astemo』とした。なお、誤って加算された埼玉上尾の16点目については技術統計上、サーブの打数をカウントせず『Astemoのその他のミス』として記録し、個人技術記録やチーム技術記録に影響が出ないように処理を行うとしている。
SVLは関係スタッフへの聴取を進め、原因を究明すると共に再発防止に向けて対策に全力を尽くすとコメントしている。
2024年11月16日以来、SVリーグ開幕後4度目となる得点記録の誤り。リーグ戦も最終盤に入り、チャンピオンシップという大一番が控える中で再発防止に向け、早急な対策が求められる。