6日、男子ブラジル代表のアウトサイドヒッター(OH)、イオアンディ・レアル(35)が自身のインスタグラムにて代表引退を発表した。
ブラジルはオリンピックやネーションズリーグなどの国際大会において数々のメダルを獲得してきた強豪国だが、パリ2024オリンピック(パリ五輪)では準々決勝で男子アメリカ代表に敗れ、ベスト8という結果で終えることとなった。
パリ五輪でも全試合スタメンでの出場を果たしていたレアルだが、母国はキューバであり、世界の舞台に出てきた当初はキューバ代表としてプレーしていた過去を持つ。その後、プロの選手になりオリンピックに出場するために母国を離れてブラジルに帰化すると、2019年頃からはブラジル代表の中心選手としてプレーをしてきた。オリンピック出場の夢は東京五輪で叶い、パリ五輪で2大会連続の出場を果たしたがどちらもメダルには一歩届かなかった。
今もブラジルの主力としてパワフルなスパイクやサーブで活躍を見せているレアルだが、6日に自身のインスタグラムにて代表引退を発表した。
「まずはじめに、私はブラジルを愛していると言っておきたい。私はこのシャツを着るためにこの国を選び、2019年から愛とおおきな献身をもってこのシャツを着てきた。自分に課せられた責任は分かっていて、それを引き受けた」
「それは多くの献身、コミットメント、トレーニングだった。東京とパリでオリンピックのメダルを獲得するために、私たちは懸命にやってきた。残念ながら、ブラジルにメダルをもたらすことはできなかった」
「それでも、全力を尽くせたから胸を張って帰ろうと思う。ブラジルのシャツを着ている間に、私たちはタイトルを獲得し、重要なメダルを獲得し、素晴らしい時間を過ごした!とても幸せだった!ありがとうブラジル!」
「ブラジルバレーボールチームのこの美しい歴史を引き継いでいくみんなの幸運を祈る!これからもずっと応援していくよ!」