SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のNECレッドロケッツ川崎は9日、島村春世(33)、藤井莉子(26)、アチャラポーン・コンヨット(29)、田中瑠奈(26)、ロレイナ・メアリーズ・ダ・シルバ(25)の5選手の退団を発表した。
島村は今シーズンのSVリーグのレギュラーシーズンでリーグ3位アタック決定率48.5%を記録しているミドルブロッカー。今シーズンは43試合にベンチ入りしチームの主力として試合に出場していた。退団後は海外に挑戦するという。
リベロの藤井は今シーズン途中に天津渤海銀行女子バレーボールクラブへ約2ヵ月間の期限付き移籍を経験。SVリーグでは11試合にベンチ入りしていた。
タイ出身でアウトサイドヒッターのアチャラポーンは、2023ー24シーズンにはチームの優勝に大きく貢献。2シーズン目の今シーズンも44試合にベンチ入りして活躍を見せていた。
田中は2023ー24シーズンに群馬銀行グリーンウイングス(現・群馬グリーンウイングス)から加入。NEC川崎では出場機会は少なかったものの皇后杯ではスタメンとして出場していた。
ブラジル出身のロレイナはオポジットとしてチームの得点源として躍動。36試合にベンチ入りし487得点をあげていた。
5選手はチームを通じてコメントしている。
■島村
「2024~25シーズンをもちましてNECレッドロケッツ川崎を退団することを決めました。高校を卒業してから15年と長いシーズンこのチームでプレーさせていただけたこと本当に感謝しかありません。入れ替え戦に行ったり優勝したり世界を経験できたり私にとってレッドロケッツが人生の全てでした。そこから1歩成長するためにも今回海外挑戦をしようと思いこの決断をしました」
「クルーやスポンサーの皆さん所属会社としてサポートしていただいているNEC通信システムの皆さんNECロケッツのOG OB の皆さんチーム関係者の方々に大変お世話になりました。皆さんの助けなしではここまで現役を続けることはできていなかったです。ありがとうございました。次どこかで会った時にジョン成長したねっていってもらえるように頑張ってきます!」
■藤井
「今シーズンを持って、NECレッドロケッツ川崎を退団することになりました。この4年間様々な経験をさせて頂き、初めて日本一という素晴らしい結果を2度も達成でき、自分にとってバレーボール人生で1番大きく成長出来た4年間となりました。こんなにもチーム全員の仲が良く、お互いをリスペクトし合い、高め合えるチームはないと思います。大好きな先輩と後輩、スタッフと共に求め合い、そしてクルーの皆さんに応援をして頂き、NECレッドロケッツ川崎の一員としてバレーボールが出来たこと、本当に幸せに思います」
「今シーズンは短期移籍で中国リーグへの挑戦をさせて頂き、リーグ途中にも関わらず、沢山の応援のお言葉をありがとうございました。このような挑戦が出来たのも全てNECレッドロケッツ川崎のチームのおかげです。私が大切にしている、”チームが勝つために自分にできること”を常に考え、常に行動をし、感謝の気持ちを恩返しできるように最後までチームに貢献していきます。SVリーグ初代王者を目指して頑張っていきますので、優勝までみなさん沢山のご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します」
■アチャラポーン
「NECレッドロケッツ川崎の皆さん、今まで本当にありがとうございました。皆さんと過ごしたこの2シーズン、たくさんの成長と、楽しいことなど忘れられない思い出でいっぱいです。このチームの一員として戦うことができて本当に幸せでした。クルーの皆さん、いつも会場に足を運んでくれて、応援してくれて、たくさんの愛をくれて本当にありがとうございました。皆さんのおかげで私のこのチームでの時間は本当に特別なものとなりました。素敵な思い出をありがとうございました。この思い出を一生忘れません」
■田中
「日頃より温かいご声援ありがとうございます。2024-25シーズンで退団することになりました。2シーズンでしたが、沢山の方から応援され、愛されるNECレッドロケッツ川崎で様々な経験が出来たこと、私にとってかけがえのない時間になりました。自分自身、移籍してから沢山の方と出会い、バレーのことはもちろんそれ以外でも学ぶことが出来て成長を実感しています。嬉しい時も苦しい時もどんな時も近くで支えてくれたチームメイト、そして練習で色々なアドバイスをしてくれたスタッフの方々、会場や配信、SNSでも応援してくださったクルーの皆さん、本当に言葉では表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです」
「これからも自分らしく成長する為に色んなことに挑戦していきたいと思っています。シーズンも残りわずかですが、最後まで笑顔いっぱいで頑張ります!引き続きNECレッドロケッツ川崎の応援を宜しくお願いします!」
■ロレイナ
「はじめに、私を受け入れて、向き合ってくれたチームメイトとスタッフに感謝を伝えたいです(笑)今シーズンは、新しい文化や今までにないリーグ日程、ユニークなプレイスタイルなど色々な面で私にとって挑戦のシーズンでした。しかし、それらの挑戦からプロ選手としての成長だけでなく、人として成長することもできたシーズンでした。シーズンを通してサポートと応援をしてくださったクルーの皆様にはとても感謝しています。皆さんの存在は私たちチームにとってかけがいのないものであり、我々の力となっていました」
「たくさんの困難もありましたが、まだ我々のシーズンは終わっていません。私たちにはまだ大きな挑戦が待っています。このチームが優勝できると願い、そして優勝できると心から信じていますし、優勝をつかみ取れるに値するチームだと思っています。私たちは毎日バレーボールと向き合い、練習を重ねてきたからこそ、絶対チーム全員で勝利を掴み取りたいと思います。皆さま、今シーズン本当にありがとうございました!この感謝の気持ち一生忘れません」