10日、韓国バレーボール連盟(KOVO)は、リベロの伊賀亮平(30)が来シーズンも仁川大韓航空ジャンボスに残留することを発表した。
伊賀は、2023ー24シーズンに韓国のアジア枠トライアウトで水原韓国電力ビクストームにドラフト指名され、韓国初の外国人リベロとしてプレー。翌2024ー25シーズンも本人は残留を希望していたが契約延長とはならず、フランスのカンヌに移籍。しかし、シーズン途中の2025年1月に仁川大韓航空ジャンボスへの移籍が電撃発表されると、合流してすぐコートに立って安定した守備を見せ、チームを支えた。
その仁川大韓航空ジャンボスは2020ー21シーズンからリーグ優勝4連覇を達成しており、今シーズンは5連覇がかかっていた。レギュラーシーズンを3位通過でプレーオフに進出し、2戦先勝方式の準決勝では2位通過の清州KBスターズに勝利して決勝に進んだが、その決勝ではフィリップ・ブラン監督率いる天安現代キャピタル・スカイウォーカーズ相手に一度も白星を挙げることができず5連覇の夢は破れ、準優勝で2024ー25シーズンを終えていた。
伊賀自身は準決勝、決勝とすべての試合にスタメン出場し、プレーオフのレシーブ、ディグの成功率ランキングではどちらも1位。今シーズンのトータルでは、レシーブは47.2%、ディグは82.2%という数字を記録し、シーズン途中の移籍ながらその存在感を見せつけ、確実にチームの準優勝に貢献していた。
2023ー24シーズンから継続して韓国リーグでプレーする伊賀。2025ー26シーズンにはどんな活躍を見せてくれるのか、期待がかかる。