アメリカのプロバレーボールリーグであるLeague One Volleyball(LOVB)のプレーオフ決勝戦が14日(月)に行われ、リベロ(L)の井上琴絵が所属するオースティンが勝利を飾り、LOVBの初代女王に輝いた。
LOVBは今年1月から新たにスタートしたアメリカの女子プロリーグで、6チームが参戦している。初年度の今シーズンには日本人選手3人が参戦し、ソルトレイクにL小島満奈美とセッターの松井珠己、オースティンにL井上琴絵が所属している。
井上が所属するオーティンはレギュラーシーズンを5位で終えたものの、プレーオフ準々決勝で4位のソルトレイクを撃破すると、準決勝でもアトランタに勝利。決勝では6位から決勝へと駒を進めたオマハとの対戦となった。
決勝でも先発出場した井上は、サーブレシーブでチーム最多の32本を受けて成功率46.9%を記録。また、ラリー中の強烈なスパイクを上げてチームの得点に繋げるなど、安定した守備を見せた。チームも決勝戦ではすべてのスタッツにおいて相手に勝り、ストレート勝利でLOVB初代女王に輝いた。
なお、井上個人としては、2022ー23シーズン V.LEAGUE DIVISION1 WOMENのNECレッドロケッツ(現・NECレッドロケッツ川崎)、2023ー24シーズンのタイリーグのナコーンラーチャシーマー、そして今シーズンのアメリカLOVBのオースティンと、3シーズン連続でのリーグ優勝を果たすこととなった。