15日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のKUROBEアクアフェアリーズは、セッターの永澤詩音(25)が今季限りで現役を引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 永澤は中京大学を卒業後の2022年から2シーズン、アルテミス北海道に所属。今季からKUROBEへ加入したものの、1シーズンでの退団と現役引退に至った。今季はレギュラーシーズンを通して38試合にベンチ入りを果たした。

 永澤はクラブを通じてコメントしている。

「いつも温かいご声援をありがとうございます。この度、KUROBEアクアフェアリーズを退団し、現役を引退することにしました。私自身、このチームでプレーすることは大きな挑戦でした。SVリーグでプレーすることの難しさを改めて感じ、苦しいシーズンではありましたが、このチームで切磋琢磨し、日々成長できたことは私の財産となりました」

「また、ファンの方々には私の活躍している姿をたくさんお見せすることができずに、申し訳ありません。試合会場やSNSを通して、いつも温かい言葉をくださるファンの皆様がいたからこそ、どんなに苦しくても頑張ることができました。本当に感謝しています。バレーボールからは離れることになりますが、次のステージでも自分らしく頑張ります」

「明るくて優しくて大好きなチームメイト、ユーモアがあって選手を盛り上げてくれるスタッフ、現場のために尽力してくれるチーム関係者の皆様、いつも応援してくれた所属企業である丸八の皆様、そしてファンの皆様、1年という短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。引き続き、KUROBEアクアフェアリーズへのご声援をよろしくお願いします」

 レギュラーシーズンを15勝29敗の12位で終え、チャンピオンシップ進出は叶わなかったKUROBE。4月6日に行われたSVリーグ女子第22節GAME2のPFUブルーキャッツ石川かほく戦が、永澤にとって現役最後の公式試合となった。