国際バレーボール連盟(FIVB)は13日、委員会と評議会から示された様々な提案について決定を下し、正式に承認したことを公式サイトで発表した。
今回の会議ではFIVB戦略ビジョン2032のミッションに基づき、世界ランキングやアンダーカテゴリー大会、ルール変更など、多岐にわたって重要な決定が下された。
まず世界ランキングについて、大陸連盟は年に最大2回まで、各地域協会については年1回まで、世界ランキングのポイント取得対象となる大会を開催することができる。(※但し、その大会では最低4ヵ国のシニア代表チーム参加が必須)また、これまで国際大会に1年以上参加していなかった代表チームは世界ランキングから除外されていたが、その期間が2年に延長されることになった。
そしてアンダーカテゴリーの大会については2026年から、ロスターを12名から14名に増員。U17大会は、U19とU21大会に合わせて24チームの出場に変更となり、予選や競技形式、世界ランキングのポイントの割り当ても同等になる。
また、ルールも一部変更となった。これまではラリー中のチャレンジ申請が認められていたが、それが不可となり、代わりにラリー終了時にサーブ開始時からすべてのアクションに関するチャレンジの申請が認められる。
ダブルコンタクトについては、ボールが自コートに留まっている場合は許可されることになった。ただし、明らかに2度連続で触っている、またはそのボールが相手コートに返るものに関しては反則になる。この新しいルールは、ネーションズリーグ2025(VNL2025)から適用が開始され、その評価を吟味した後、さらに多くの国際大会で適用される予定とのことだ。また、ローテンションのルールについても変更する可能性があり、こちらはVNL2025や世界選手権などで試験的なテストが実施される予定としている。
さらに、7月7日が世界バレーボールデーとして正式に制定された。この日は、バレーボール考案者であるアメリカ出身のウィリアム・ジョージ・モーガンが1895年に初めてバレーボールをプレーした記念すべき日であり、今後は世界的なバレーボールの日として盛り上がるに違いない。
その他にも2025年世界バレーボール運動キャンペーンの実施や女性コーチの促進についても発表している。バレーボール界をさらに盛り上げると共に、今後様々な面において更新され、多くの変化が起きそうだ。