大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の大阪ブルテオンは16日、ミドルブロッカーの小宮雄一郎(32)が2024ー25シーズンをもって現役を引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 小宮は日本体育大学を卒業後、2015年に東レアローズ(現・東レアローズ静岡)に入団。ポジション争いで出場機会に恵まれない中、2018ー19シーズンよりパナソニック パンサーズ(現・大阪ブルテオン)に加入していた。2015年と2022年には日本代表にも選出されている。

 2023年7月に左足負傷の大ケガを負ったものの、約1年間のリハビリの末、今シーズンに見事復帰。40試合にベンチ入りしていたが得点はなく、今シーズン限りでの現役引退を決断した。

 なお、小宮は5月11日(日)より開催される男子アジアチャンピオンズリーグまで選手としてチームに帯同するとのこと。引退セレモニーについては、SVリーグチャンピオンシップ セミファイナルの勝敗が決定するGAME2 もしくはGAME3の試合終了後、及び「2024ー25 OSAKA BLUTEON CLUB感謝デー」にて行う予定としている。

 クラブを通じて小宮はコメントしている。

「この度、2024-25シーズンをもちまして、現役を引退することを決断いたしました。約10年間、トップレベルの選手が集まる場所で、バレーボールにすべてを捧げてきた日々は、私の人生の大きな柱であり、かけがえのない財産です。支えてくださったチームメイト、スタッフや関係者の皆様、そして、どんなときも変わらず応援し続けてくださったファンの皆様に、心より感謝申し上げます」

「勝ったときの喜びも、負けたときの悔しさも、怪我に苦しんだ時間も、ひとつひとつが自分を強くし、人として成長させてくれました。バレーボールを通して得たすべての経験に、心から感謝しています。今後は会社員として、これまでとはまったく違う環境で一歩一歩前に進んでいきます。バレーボールとは異なる世界ではありますが、これまで培ってきた粘り強さやチームワーク、そして感謝の気持ちを胸に、新たな場所でも自分らしく頑張っていきたいと思っています。最後になりますが、これまで関わってくださったすべての皆様に、心からの「ありがとう」を伝えたいです。本当に、ありがとうございました」