18日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のクインシーズ刈谷は、ミドルブロッカーの周田夏紀(22)、アウトサイドヒッターの黒須咲良(22)と藪田美穂子(29)の3選手が今季限りで現役を引退すると発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 周田は就実高校を卒業後の2021年にトヨタ車体クインシーズ(現・クインシーズ刈谷)へ入団。在籍4シーズン目となる今季はレギュラーシーズンを通して33試合でベンチ入りし、合計10得点をあげた。

 黒須は八王子実践高校を卒業後の2021年にトヨタ車体クインシーズへ入団。在籍4シーズン目となる今季は出場機会に恵まれず、レギュラーシーズンを通して3試合でのベンチ入りとなった。

 藪田は中京大学を卒業後の2018年にトヨタ車体クインシーズへ入団。在籍7シーズン目となる今季は黒須と同様に出場機会を獲得できず、レギュラーシーズンを通して3試合でのベンチ入りとなった。

 今回は、今年2月に現役引退を表明した鍋谷友理枝に続いての発表となった。3選手は今後、社業に専念するとしている。また、3選手はクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。

■周田夏紀

「今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。2024-25シーズンをもって引退することを決めました。バレー人生を振り返ると、本当に挫折や失敗が人一倍あったなと思います。心が折れそうになることも数え切れないほどありましたが、そのたびに必ず誰かが手を差し伸べてくれました。私のバレー人生は指導者の皆さん、仲間、周りの方々に恵まれてここまで来られたと思います。バレーボールを通して出会えた全ての方々、そしてクインシーズの仲間に感謝しています」

「クインシーズに入団して4年間、大好きな仲間とたくさんのファンの皆さまに囲まれてバレーボールができたことを本当に幸せに思います。たくさんのファンの皆さまの前でプレーできた思い出は忘れません。私の人生の宝物です。バレーボール選手は引退しますが、ここで学んだことを大切にして自分らしくこれからも成長し続けられるように頑張ります。本当にありがとうございました。そしてこれからもクインシーズ刈谷へのご声援よろしくお願いします」

■黒須咲良

「いつもクインシーズ刈谷への温かいご声援ありがとうございます。2024-25シーズンをもちまして引退することを決めました。振り返ってみると入団してすぐ膝の手術をし、Vリーグの世界は想像以上につらく苦しいことがたくさんあり挫けそうなこともありましたが、チームメイトやスタッフの皆さん、応援してくださるファンの皆さまの優しさに何度も助けていただきました。私1人では乗り越えられなかったと思います」

「その後は、すばらしい環境とサポートしてくださるチーム関係者の皆様、いつもたくさん応援してくださるファンの皆さまの支えがあり、思いきりプレーすることができました。どんな時でも応援し続けていただき本当に嬉しかったです。これからはここで培ったものを大切にし、次のステージで活かせるように頑張っていきます。いままで本当にありがとうございました。そして、これからもクインシーズ刈谷への熱いご声援よろしくお願いします」

■藪田美穂子

「日頃よりクインシーズ刈谷への温かいご声援をありがとうございます。今シーズンをもちまして、引退することを決めました。こんなに長くバレーボールを続けることが出来たのは、たくさんの方々の支えがあったからです。たくさんの方々が支えてくださったおかげでここまで頑張れました。私は最高に幸せ者だと思います」

「そんな皆さまに、コートでプレーする姿をお見せしたかったのですが、叶えることができず悔しい気持ちと申し訳ない気持ちですが、私に出来ることはやり切れたと思います。私が大好きなバレーボール!一緒に戦ってくれて、私の大好きなクインシーズをたくさん愛してくれて本当にありがとうございました。一生の宝物です!これからどんどん成長していくクインシーズ刈谷の応援をこれからもよろしくお願いします!」