22日、V.LEAGUE MEN(Vリーグ男子)のアイシンティルマーレ碧南が、アシスタントコーチを務めていた牛尾正和氏が2024ー25シーズンをもってチームを退団することをクラブ公式サイトで発表した。
牛尾氏は大学卒業後、2000年に松下電器パナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)に入団し、セッターとして活躍。2007年にインドアからビーチバレーに転向し、2011年に現役を引退していた。
引退後は、ユニバシアード競技大会やユースオリンピック競技大会、女子日本代表コーチ、ビーチバレーボール女子日本代表監督などを務めたほか、2021年にはビーチバレーボール強化委員会委員長に就任。昨年9月末を持って強化委員会委員長の契約を満了し、アイシンのコーチに就任していた。
牛尾氏は公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。
「このたび、アイシンティルマーレ碧南を退団することとなりました。短い期間ではありましたが、コーチとしてこのチームの一員となり、選手たちと共に汗を流し、日々を過ごせたことを、大変光栄に思っております。選手たちはフルタイムでの仕事を抱えながらも、日々バレーボールに真摯に向き合い、限られた時間の中で努力を重ねていました。そうした姿に触れる中で、私自身も指導者として多くの気づきと学びを得ると同時に、そのひたむきな姿勢に、何度も心を動かされました。この環境で指導に携われたこと、そして選手たちの成長を身近で感じ、ともに歩めたことは、私にとってかけがえのない財産です。チーム関係者の皆様、そしていつも応援してくださるファンの皆様に、心より感謝申し上げます。今後とも、アイシンティルマーレ碧南のさらなるご発展と、選手の皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます」