[写真]=坂口功将 ※写真は2024年12月14日撮影

 23日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の埼玉上尾メディックスが、サラ・ロゾ(27)、ニカ・マルコヴィッチ(27)、小川未央ヘッドメディカルの3名がチームを退団することをクラブ公式サイトで発表した。

 ロゾはセルビア出身のアウトサイドヒッターで、2022ー23シーズンから埼玉上尾でプレーをしていた。今季はレギュラーシーズン38試合、クォーターファイナル2試合の計40試合でベンチ入りをしており、クォーターファイナルGAME2デンソーエアリービーズ戦ではフルセットを戦い抜き、54の打数でチームに貢献していた。

 マルコヴィッチはスロベニア出身のオポジットで、今シーズンから埼玉上尾に加入。今季はレギュラーシーズン29試合、クォーターファイナル2試合の計31試合にベンチ入りしており、ロゾと同様クォーターファイナルGAME2ではフルセットの戦いを走りぬけた。

 小川ヘッドメディカルは2022ー23シーズンから今季までの3シーズン埼玉上尾に在籍し、チームや選手の健康をサポートしてきた。

 3名はクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。

・ロゾ

「私のキャリアの中で決して忘れることはない、最も美しい3シーズンでした。
今まで私は皆さんのような人たちには出会って来ませんでした。メディックスは私にとって永遠に特別な存在であり、永遠に私の心の中に残ります。そしてみなさんから、たくさんのことを学びました。家族から何マイルも何マイルも離れていたにもかかわらずホームのように感じさせてくれ、愛情と気配り敬意に感謝します。皆さんは日本での私の家族でした!そして素晴らしいファンへも感謝をしています。あなたたちは日本で1番の観客です。メディックスの応援をもっともっとよろしくお願いします。健康で幸せに、楽しんでください。私のチームへ – 愛しているよ!そしてハグー!」

・マルコヴィッチ

「負けた後、まだ冷静になれずシーズンが終わってしまったという現実を受け入れるのがとても難しいです。本当に素晴らしい経験でした。まず、シーズンを通して素晴らしいサポートをしてくださったファンの皆様に感謝しています。特に最終戦に来てくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいで、たくさんのエネルギーに支えられました。日本のリーグでの初めてのシーズンで経験を積む場所として、埼玉上尾メディックス以外を想像することはできません。最初から埼玉上尾メディックスはたくさんの愛とサポート、そして優しさで私を迎え入れてくれました。このことは一生忘れず、感謝し続けます!このチームは特別なものです。私たちは全てを出し切り、最後のポイントまで全力を尽くして戦い抜きました。それが私にとって最も大切なことです。負けてしまいましたが、今シーズンは素晴らしい思い出、成長、新しい経験、そして友情など、それ以上に多くのものを得ることができました。埼玉上尾メディックス、ファンの皆様、そして日本での私のシーズンを本当に忘れられないものにしてくれたすべての皆様に感謝します」

・小川ヘッドメディカル

「日頃より埼玉上尾メディックスへのご支援ご声援ありがとうございます。この度、3シーズンお世話になった埼玉上尾メディックスを退団いたします。メディックスで過ごした時間は、私にとってかけがえのないものです。日々成長していく選手・スタッフの姿が逞しく、その時間を一緒に過ごせたことで、私自身の成長へとつながったと感じています。愛のある時間でした。感謝の気持ちで一杯です。 また、上尾中央医科グループの皆様、後援会の皆様、スポンサーの皆様、ファンの皆様の、愛のある応援に支えられているチームだと日々感じておりました。これからは皆様と一緒に、埼玉上尾メディックスを応援したいと思います!本当にありがとうございました」