24日、V.LEAGUE MEN(Vリーグ男子)のフラーゴラッド鹿児島が、2024ー25シーズン限りで森田元希(23)、織田一輝(24)、森山輝竜(25)の3名が現役を引退し、榎園大地(25)、笠利真吾(28)の2名がチームを退団することをクラブ公式サイトで発表した。
森田はリベロで、大分南高校出身。高校卒業後は日本体育大学へ進学し、大分三好ヴァイセアドラーに加入。2024ー25シーズンからF鹿児島でプレーをしており、今季はレギュラーシーズン21試合、セミファイナル1試合、ファイナル1試合の計23試合でベンチ入りをしていた。
織田はアウトサイドヒッター(OH)で、東福岡高校出身。高校卒業後は西日本工業大学へ入学し、2023ー24シーズンから2シーズンにわたってF鹿児島でプレーをしていた。今季はレギュラーシーズン8試合、セミファイナル1試合でベンチ入りをしていた。
森山はオポジットで、松山工業高校を卒業後福山平成大学へ進学。3シーズンF鹿児島でプレーをしており、今季はレギュラーシーズン18試合でベンチ入りをしていた。
榎園はリベロで、樟南高校出身。高校卒業後は日本大学へ入学し、地元である鹿児島を拠点に活動するF鹿児島に入団。今季は副キャプテンを務めチームをけん引していた。今季はレギュラーシーズン7試合でベンチ入りをしていた。
笠利はOHで東洋高校卒業後に国士館大学へ進学。VC長野トライデンツ、東京グレートベアーズでのプレー経験を経て、2024ー25シーズンにチームに加入していた。今季はレギュラーシーズン28試合、セミファイナル1試合、ファイナル1試合の計30試合でベンチ入りをしており、見事優勝を飾ったファイナルでは両チーム最多の53の打数でチームの勝利に貢献した。
なお、4月27日(日)に行われるファン感謝祭において選手からの挨拶があるとのことだ。
5名は公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。
・森田
「日頃よりご支援、ご声援の程ありがとうございます。この度、現役引退を決断しました。この決断に至るまでには、凄く悩み考えました。幼少期から目標にしていた舞台でバレーボールが出来たこと。バレーボールが大好きだからこそたくさんのことに悩み、その度にバレーボールの楽しさに気づく毎日でした。自分のバレーボール人生はたくさんの仲間や指導者の方々、ファンの皆様と出会い素晴らしい経験をする事が出来ました。今後は教員として、これまでとは違う環境で一から学び成長していける人生に出来るように頑張っていこうと思います。バレーボールを通して学んだ事を活かしながら新たな目標に向かって毎日を過ごしていきたいと思います。短い期間ではありましたが、フラーゴラッド鹿児島の一員としてバレーボールが出来たことを感謝しています。たくさんのご支援、ご声援本当にありがとうございました」
・織田
「この度、現役を引退することになりました。2シーズンという短い時間でしたが、小学生の頃から夢だったV.LEAGUEでバレーボールができたことはとても嬉しかったですし、貴重な経験になりました。共に戦い、支えてくださったチームメイト、スタッフの方々、応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。今後ともフラーゴラッド鹿児島の応援をよろしくお願いいたします」
・森山
「この度、現役を引退することを決めました。フラーゴラッド鹿児島での3年間はとても良い経験となりました。地域の大学生に手伝いをもらいながら試合に出た1年目から、たった3年でV3、新リーグを優勝するチームになるとは思いませんでした。これもいつも応援してくださっているファンの皆様、大会運営をしてくださっている方々、スタッフ、地域の皆様のおかげです。僕はこのチームでバレーボールができて、仲間と出会えて、優勝という経験ができて幸せでした。今まで本当にありがとうございました」
・榎園
「2シーズンたくさんの応援ありがとうございました。Vリーグ参入前からフラーゴラッド鹿児島に関わらせていただき、そしてVリーグ参入後は選手として活動させてもらいました。メンバー、スタッフなど関わってくださった皆様に恵まれ、何事にも変え難い経験をした最高の3年間でした。本当にありがとうございました」
・笠利
「この度、フラーゴラッド鹿児島を退団する決断をしました。正直、めちゃくちゃ悩みました。 1シーズンでしたが、このメンバーでできる楽しさやフラゴラファンの皆様や支えてくださるスポンサー企業様との繋がり、地域の皆様、全てが本当に大切で、自分が思っているよりも鹿児島が好きだということに気付きました。それでも、自分自身と向き合い悩んだ末に、新たな挑戦を選びました。「鹿児島へ来てくれてありがとう」その言葉をかけてもらった時に、鹿児島へ来て良かったなと思い、涙が出そうになりました。最初は不安もありましたが、こんなにも温かく迎えてもらえたこと、支えてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今後さらに大きくなっていくフラーゴラッド鹿児島の歴史の一部に関わることができたこと、心から嬉しく思っています。ここでの時間と出会いを力に、自分の決めた道をじて、挑戦し、成長し続けます。たくさんのご声援ありがとうございました」