大同生命SV.LEAGUE MENのチャンピオンシップ セミファイナル(SF)GAME2が26日(土)に行われ、Asueアリーナ大阪にて大阪ブルテオンとジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。
レギュラーシーズン(RS)を37勝7敗の1位で通過しSF進出を決めた大阪Bと、QFで東京グレートベアーズを下し見事SF進出を決めたSTINGS愛知が激突する今回のカード。昨日行われたGAME1では、STINGS愛知がサーブで攻めて大阪Bに思うような攻撃をさせず、丁寧なつなぎと爆発的な攻撃力を見せ勝利を手にし、ファイナル進出に向けて大手をかけた。
大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)にトーマス・ジェスキーとミゲル・ロペス、ミドルブロッカー(MB)に山内晶大とエバデダン・ラリー、セッター(S)に永露元稀、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメンに起用。
対するSTINGS愛知はOHにトリー・デファルコとリカルド・ルカレッリ、MBに髙橋健太郎と村山豪、Sに関田誠大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンに起用した。
第1セット、ファイナル進出に向けて後がない大阪Bは、西田が2ー1でいきなりサービスエースを上げるなど序盤から攻撃の手を緩めない。対するSTINGS愛知も関田が積極的にMBを使う強気なセットアップでサイドアウトを続ける。競った展開が続く中、13ー14の場面で宮浦にサーブ権が回ると、強烈なサーブでブレイク。そこから一気に流れに乗ったSTINGS愛知は村山のブロード攻撃など好プレーを連発し、最後は16ー25でこのセットを取り切った。
第2セットも序盤から一進一退の攻防が続く。STINGS愛知の宮浦、大阪Bの西田ら主力選手が安定したパフォーマンスを見せサイドアウトの続く展開が繰り広げられる。終盤になってもお互いブレイクを許さない競った展開が続いたが、大阪Bが僅かなリードを守り切り、最後はジェスキーが見事に決め25ー22でセットを取り返した。
第3セットは序盤から大阪Bの攻撃陣が爆発し、大阪Bがリードを広げる。10ー6の場面では大きくコート外から外れた場所からの二段トスを豪快に決めきるなど、一気に流れをつかむ。22ー14の場面でも西田がコートを切り裂くノータッチエースを決め、次のサーブでもエースを決めるなど爆発を見せ、大阪Bが25ー15でセットを連取した。
第4セット、負けられないSTINGS愛知は小川を中心とした気持ちの入ったディフェンスで大阪Bに食らいつく。対する大阪Bも効果的なサーブを連発しブレイクを狙う。このセットも一進一退の攻防が続く中、22ー22の場面で宮浦サーブがアウトになると逆に大阪Bはジェスキーが冷静に決めブレイク。そのまま大阪Bがとるかと思われたが、宮浦がしっかりと決め切りデュースにもつれ込む。手に汗握る展開が続く中、デファルコが豪快なバックアタックを決め、25ー27でSTINGS愛知がセットを取り返した。
勝負の第5セット、序盤から両者の意地がぶつかり合う見事なラリーが続く。5ー6の場面でデファルコがストレートに打ち込むと次の得点も長いラリーからデファルコが難しいトスを見事に決めきる。しかし7ー7の場面では西田がエンドラインぎりぎりにサービスエースを決める。好プレーの応酬が続く中、11ー12の場面でデファルコが一枚でブロックを決めて見事ブレイク。そのまま勢いに乗ったSTINGS愛知は宮浦の得点でマッチポイントを握る。タイムアウトを挟みながら、最後はデファルコのスパイクで最後の一点をもぎ取り、12ー15でこのセットを取り切り、勝利を飾った。
フルセットにもつれ込む激戦となりながらも、小川の献身的なディフェンスやデファルコの爆発もあり、見事大阪Bを下しファイナル進出を決めたSTINGS愛知。STINGS愛知と、サントリーサンバーズ大阪対ウルフドッグス名古屋の勝者が争うチャンピオンシップ ファイナルは、5月3日(土)12:10から有明アリーナにて行われる。
■試合結果
大阪ブルテオン 2ー3 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 16ー25
第2セット 25ー22
第3セット 25ー15
第4セット 25ー27
第5セット 12ー15