大同生命SV.LEAGUE WOMENのチャンピオンシップ セミファイナル(SF)GAME3が27日(日)に行われ、パナソニックアリーナにて大阪マーヴェラスとデンソーエアリービーズが対戦した。
GAME1ではデンソーがストレートで大阪MVを下し、GAME2では大阪MVがリベンジを果たし、1勝1敗となった。今回のGAME3で勝利をもぎ取ったチームが決勝進出となるため互いに譲れない試合となる。
大阪MVはアウトサイドヒッター(OH)に林琴奈と田中瑞稀、ミドルブロッカー(MB)に蓑輪幸と大山遼、セッター(S)に東美奈、オポジット(OP)にリセ・ファンヘッケ、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメンに起用。
対するデンソーはOHに石倉沙姫とアマンダ・コネオ、MBに横山真奈と麻野七奈未、Sに山口結可、OPにロザマリア・モンチベレル、Lに川畑遥奈をスタメンに起用した。
第1セット、レシーブからMB蓑輪のクイック攻撃で幸先よく得点した大阪MVがリードを奪うさらにサイド攻撃のブロックアウトで得点を重ね6点差をつけて先にテクニカルタイムアウトへ。対するデンソーは跳躍力のあるOHアマンダの高打点のスパイクで応戦。ブロックポイントも決めてチームに勢いを乗せるが、大阪MVはOPファンへッケや途中出場した宮部愛芽世のライト攻撃で流れを渡さない。終盤、デンソーは前半で見せなかったセンターからのクイックを交えて得点を狙うも差を縮めきれず、大阪MVがセットを先取する。
続く第2セット、デンソーが先行する展開に。好調のアマンダが打点の高いスパイクに加えセンター攻撃も絡めて得点を重ねる。しかし、大阪MVの林のサービスエースをきっかけに主導権を奪い返す。互いにレシーブが冴え、長いラリーが続く中、大阪MVは2枚替えで宮部を再び投入。宮部にトスが集まり、強打とフェイントを使い分けて着実に得点を伸ばす。リードを保ったまま終盤に突入し、デンソーもブロックポイントや縦のクイック攻撃で粘るも最後はサーブミスで、大阪MVがセットを連取する。
第3セットは序盤から点の取り合いで互いに譲らない展開となる。大阪MVは林のスパイクやMB大山の攻撃で一歩前に出ることに成功し、先にテクニカルタイムアウトを大阪MVが迎える。デンソーはL川畑が相手の強打を拾うスーパープレーを見せたが、大阪MVも負けじと相手の強烈な攻撃を上げる。そこからOH田中が指先を狙った巧みなプレーでラリーを制し、流れを引き寄せる。デンソーはサービスエースやブロックポイントからのブレイクを狙うが、大阪MVの田中のサービスエースで勝負を決め、セットを取った。ストレートでの勝利でファイナル進出決定となった。
大阪MVは東の多彩なトスワークから繰り出される攻撃展開やラリーを制する粘り強さが光り、リードを譲らない展開を貫いた。一方のデンソーはトスが合わない場面や欲しい場面での得点が奪えず、悔しい敗退となった。
ファイナルGAME1は5月2日(金)に有明アリーナで行われる。
■試合結果
大阪マーヴェラス 3ー0 デンソーエアリービーズ
第1セット 25ー17
第2セット 25ー20
第3セット 25ー12