1日、V.LEAGUE WOMEN(Vリーグ女子)のヴィアティン三重が、アウトサイドヒッター(OH)兼オポジット(OP)の長濱和(27)が2024ー25シーズン限りでチームを退団することをクラブ公式サイトで発表した。

 長濱は、環太平洋大学を卒業後、ヴィアティン三重に入団。チームのVリーグ初参戦時から変幻自在のアタックを武器に活躍した。2023年には、前十字靭帯断裂の大けがを負ったが、およそ1年に渡るリハビリの末に、見事に再びコートへ復帰。2024ー25シーズンでは全28試合にベンチ入りを果たし、チームの勝利に貢献した。なお今後については未定となっている。

 長濱はクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントしている。

「この度、ヴィアティン三重を退団することにしました。振り返ると、コロナの影響で思うように練習や試合ができなかったり、三重国体の中止、大怪我、1勝もできなかったシーズンなど、決して順風満帆な道のりではありませんでした。それでも、そのすべてが私にとってかけがえのない経験であり、大切な思い出です」

「特に今シーズンは、目標には届かなかったものの、9勝を挙げ、初めてホームゲームで勝利することができ、これまで続けてきて本当に良かったと心から思えるシーズンとなりました」

「最後になりますが、私にとってヴィアティンは家族のような存在でした。チームメイト、スタッフ、ファミリエの皆様、ファンの皆様、皆さんの温かさに支えられてここまで来ることができました。退団という決断は簡単なものではありませんでしたが、自分が選んだ道を正解にできるよう、これからも精一杯頑張ります。5年間、本当にありがとうございました」