V.LEAGUE WOMEN(Vリーグ女子)のブレス浜松が、2024ー25シーズンをもって4名の選手が退団することを発表した。4月30日にクラブ公式サイトが伝えている。
今回退団が発表されたのは、アウトサイドヒッターのアンドラデ・レイレライニ(24)と大谷瑞季(25)、ミドルブロッカーの浅野奈菜(27)、そしてリベロの畠山初音(27)の4選手だ。
レイレライニは2021年にブレス浜松に加入するとチームの得点源として活躍。今季リーグ戦ではレギュラーシーズン(RS)優勝に貢献し、自身はRSでのMVPにも輝いた。大谷は2022年に入団し、今季はプレーオフを含め全30試合にベンチ入り。主に途中出場でチームの流れを変え勝利に貢献した。
浅野は2020年に加入すると今季は通算27試合にベンチ入りを果たした。得意のサーブで相手を揺さぶり、MBとしても速い攻撃を武器にチームの勝利に貢献。畠山は2023年にチームに加入すると、今季はRS17試合にベンチ入りし得意なディグ、また副キャプテンとしてもチームに貢献した。
RSでは25勝3敗という強さを見せつけ優勝を果たしたものの、プレーオフファイナルで信州ブリリアントアリーズに惜敗し、準優勝でリーグを終えたブレス浜松。
退団となる4選手はブレス浜松の選手として、今シーズン最後の大会である黒鷲旗JVA第73回全日本バレーボール選抜大会に帯同し、悲願の優勝を目指す。
4選手のコメントは以下の通り。
■アンドラデ・レイレライニ
「2024ー25シーズンをもってブレス浜松を退団する決断をさせていただきました。ブレスでの3年間は楽しいことだけではなく、辛いこともたくさんありました。特に今シーズンは怪我から復帰して、たくさんの人に支えられたシーズンだと感じています。初めての経験をたくさんさせて頂いたこと、とても感謝しています。ホーム戦でもアウェイ戦でもブレスカラーに染めてくださった職場の皆様、パートナー企業の皆様、チーム関係者、ファンの皆様これまでたくさんの応援をありがとうございました。皆さんの応援がいつもブレス浜松やレイレの力になっています。ブレス浜松で学んだことを忘れずに、これからのバレーボール人生に活かして行きたいと思います。今後ともレイレとブレス浜松への温かいご声援をよろしくお願いいたします」
■大谷瑞季
「いつもご支援ご声援ありがとうございます。今シーズンで退団させていただくことになりました。浜松に来て3年、たくさんの出会いがあり様々な経験ができたことは私の財産となりました。フル勤務から半日勤務になったりと仕事をしながらバレーボールに打ち込める環境を作ってくださった全ての方々に感謝しています。社会人1年目で不安のある中、温かく迎え入れて下さった会社の皆様、どんな時でも背中を押し続けて下さったファンの皆様そして、チームメイト、スタッフ、家族のおかげで3年間やり切ることができました。本当にありがとうございました!残り1大会、18年間のバレーボール人生で関わって下さった皆様への恩返しの気持ちを込めて戦います。 引き続きブレス浜松への応援よろしくお願いします」
■浅野奈菜
「日頃よりブレス浜松へのご支援・ご協力を頂きありがとうございます。今シーズンをもちましてブレス浜松を退団いたします。チームを退団することに後悔はありませんが、目標を達成できず皆さまへ恩返しができていないまま退団という決断にいたってしまったこと、とても申し訳なく思っています。浜松に来て新天地での生活は不安だらけでしたが、職場の方々が温かく受け入れてくださり、仕事とバレーボールを両立することができました。職場の方の優しさとお心遣いに感謝しています」
「そしてパートナー企業はじめ、ファンの皆さま、地域の皆さまにはホーム・アウェイに関わらず応援に駆けつけてくださり、ブレスカラーに染まる観客席からの応援がとても心強かったです。皆さまと共に5年間戦い続けられたことをこれからも忘れることはありません。熱いご声援で私たちの背中を押してくださりありがとうございました。今シーズン最後の大会である黒鷲旗では、バレーボール人生18年間の集大成として臨みます。最後までブレス浜松へのご声援をよろしくお願いします」
■畠山初音
「日頃からたくさんのご声援ありがとうございます。今シーズンをもちましてブレス浜松を退団する決断を致しました。2年前、ブレス浜松に迎え入れてくださった濱田監督はじめ、チームスタッフ、チーム関係者の皆様、ファンの皆様に心から感謝しています。浜松に来てから、ひたすらバレーボールと向き合い、自分自身を見つめ直し、1日1日があっという間で本当に濃い時間であり、選手としても人間としても成長に繋がる2年間だったと思います。本当にありがとうございました」
「ブレスファンの皆様はとても温かくブレスカラーに染まった会場や愛のある応援からいつもパワーをもらっています。リーグの後半はコートに立つ機会が減ってしまい、どんな時も温かい言葉を掛けてくださったファンの皆様のご期待に応えることが出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。この経験や学びを糧に、更に成長出来るよう挑戦し続けたいと思います。チームスタッフ、関係者の皆様、チームメイト、そしてファンの皆様と戦う最後の黒鷲旗もチームの勝利に貢献できるよう頑張ります。最後になりますが、2年間たくさんのご声援ありがとうございました。引き続き、ブレス浜松へのご声援をよろしくお願い致します」