[写真]=須田康暉

 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のチャンピオンシップ ファイナルGAME1が2日(金)に行われ、有明アリーナにて大阪マーヴェラスとNECレッドロケッツ川崎が対戦した。

 昨シーズンの悔しさを糧にファイナルの舞台へ再び勝ち上がってきた大阪MVと、V.LEAGUE DIVISION1 WOMENで2連覇を果たし、SV.LEAGUE WOMENでも初代女王と3連覇を目指すNEC川崎の対戦。レギュラーラウンドでは4度対戦し、大阪MVが3勝、NEC川崎が1勝としている。初代女王をかけたファイナルGAME1を制すのはどちらのチームになるか。

 大阪MVはアウトサイドヒッター(OH)に林琴奈と田中瑞稀、ミドルブロッカー(MB)に蓑輪幸と大山遼、セッター(S)に東美奈、オポジット(OP)にリセ・ファンヘッケ、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメン起用。

 対するNEC川崎はOHに佐藤淑乃と佐々木遥子、MBに島村春世と山田二千華、Sに塚田しおり、OPにロレイナ・メアリーズ・ダシルバ、Lに大工園彩夏をスタメン起用した。

 第1セット、POファンヘッケの技ありフェイントで先制した大阪MVが田中のサービスエースや蓑輪のブロックで序盤から大量にリードを奪う。対するNEC川崎は島村のブロードや山田のクイックで反撃を見せる。しかし大阪MVの勢いは止まらない。最後はサーブミスで大阪MVが25ー14で第1セットを先取する。

 互いにメンバーチェンジはせずに始まった第2セット。序盤は両チームが点を取り合う展開になる。東の多彩なトスワークが相手ブロックを翻弄。大山や蓑輪が相手コートにスパイクを叩き込んで12ー6と6点リードで抜け出し、テクニカルタイムアウトを迎える。NEC川崎は古谷ちなみや甲萌香、澤田由佳を投入するも流れを変えられず。25ー10で大阪MVがセットを連取する。

 第3セット、NEC川崎は甲、澤田、和田由紀子をスタートから起用。代わって入った和田が先制点を奪うと、エース佐藤がスパイクを決め、NEC川崎リードで試合が進んでいく。しかし中盤に差し掛かった場面、2枚替えで投入された塩出仁美がサーブで乱して林がダイレクトを決め15ー12と3点差にリードを広げる。その後もL西崎が粘り強い守備でチームを支え、キャプテン田中が相手コートをよく見たフェイントで得点し18ー13と5点リードに。NEC川崎も粘りを見せたが最後はファンヘッケがスパイクを決め切り25ー21で大阪MVのストレート勝利となった。

 大差をつけて第1、2セットを獲得した大阪MVがストレートで勝利を収めた。しかし、第3セットで高い修正力を見せたNEC川崎がGAME2でどのようなプレーを見せるだろうか。ファイナルGAME2は3日(土)に17時40分から有明アリーナで行われる。

■試合結果

大阪マーヴェラス 3ー0 NECレッドロケッツ川崎

第1セット 25ー14
第2セット 25ー10
第3セット 25ー21