大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のチャンピオンシップ ファイナルGAME2が3日(土)に行われ、有明アリーナにて大阪マーヴェラスとNECレッドロケッツ川崎が対戦した。
初代女王をかけたファイナルGAME1をストレートで勝利し王手をかけている大阪MV。対するNEC川崎は3連覇に向け、後がない状況でGAME2に挑む。勝利を手にするのはどちらのチームか。
大阪MVはアウトサイドヒッター(OH)に林琴奈と田中瑞稀、ミドルブロッカー(MB)に蓑輪幸と大山遼、セッター(S)に東美奈、オポジット(OP)にリセ・ファンヘッケ、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメン起用。
対するNEC川崎はOHに佐藤淑乃と佐々木遥子、MBに島村春世と山田二千華、Sに塚田しおり、OPにロレイナ・メアリーズ・ダシルバ、Lに大工園彩夏をスタメン起用した。
GAME1と同様のスターティングメンバーで始まった第1セット。序盤、大阪MVがリードを奪うもNEC川崎がロレイナや佐藤の活躍で食らいついていく。両チーム二枚替えを行い流れを変えようとするも一進一退の攻防が続く。リリーフサーバーの山内美咲がサーブで崩し山田がダイレクトで得点。OH佐々木がスパイクを決めるなどNEC川崎が少しずつ流れを引き寄せる。しかし譲らない大阪MVは林や西崎の守備からスパイクで得点を重ねる。終盤、NEC川崎が追い上げをみせるも、林や大山のスパイクで振り切り、25ー22で大阪MVがセットを先取した。
第2セットは点を取り合う展開に、お互いがリベロを中心とした守備からスパイクを決めて中盤へもつれ込む。二枚替えで投入された和田由紀子が長いラリーを決め切りNEC川崎リードでテクニカルタイムアウトに。対する大阪MVは大山のサーブでブレイクし、逆転に成功。宮部愛芽世が一枚でブロックを決め3点差に差を広げていく。長いラリーをものにしたNEC川崎が点差を詰めるが、林のテクニックが光るスパイクや相手のミスで得点。最後は大山が決め切り、大阪MVがセットを連取した。
後がないNEC川崎は第3セット、スタートから和田を起用。L大工園のレシーブから佐藤が得点しブレイクする。NEC川崎はミドルを積極的に使う塚田のトスワークで島村が得点を重ねていく。一方の大阪MVはファンヘッケや林のスパイクで得点していく。中盤に投入された塩出仁美のサービスエースや宮部のスパイクやブロックで点差を広げていく。NEC川崎も途中出場の山内がブロックアウトで得点を稼ぐ。しかし、キャプテン田中のスパイクや相手のミスで点差を離すと勢いそのままチャンピオンシップポイントを迎える。最後はファンヘッケがスパイクを決め、ストレートで勝利。
NEC川崎は塚田が巧みなトスワークで佐藤や島村など強力なスパイカーを操り得点を重ねたものの力及ばず。チーム全員が余すことなく力を発揮した大阪MVがファイナルの両ゲームをストレートで勝利し、3連覇を狙うNEC川崎を破り初代女王に輝いた。
■試合結果
大阪マーヴェラス 3ー0 NECレッドロケッツ川崎
第1セット 25ー22
第2セット 25ー21
第3セット 25ー16