サントリーサンバーズ大阪の髙橋藍が、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)のチャンピオンシップ ファイナルGAME1のジェイテクトSTINGS愛知戦を振り返った。
セミファイナルでウルフドッグス名古屋との死闘を制したサントリー。3日に有明アリーナで行われたファイナルのGAME1にも髙橋はアウトサイドヒッターとして先発で起用された。
しかし、序盤から調子が上がらずアタックが決まらない髙橋。チームも勢いのあるSTINGS愛知に押され、第1セットと第2セットを連続で落とす。第3セットもサントリーが劣勢となると、髙橋は一度ベンチへと下がることに。その後サントリーが立て直し第3セットを逆転で制すると、髙橋は第4セット途中から再びコートイン。そこからは本来の調子を取り戻し、チームの大逆転勝利に貢献した。
序盤は思うようなプレーでできなかった髙橋だが、「冷静に見るいい機会になりました」とベンチに下がったタイミングで冷静さを取り戻せたとコメント。「冷静さがちょっと欠けている中で、一度外から見ることによってしっかりとリセットできたというか、冷静にそこに対しての対応策を考えられたので、戻ったタイミングでしっかりともう一段階ギアを上げられたところは良かったと思います」と振り返った。
冷静さを失った原因については、「最初は意外と冷静だったんですけど、向こうのディフェンスも良い中で、良いスパイクを打ってもつないでくるシチュエーションがあって、それがストレスになっていったというか、力んでしまうという部分につながってはいました」とSTINGS愛知のディフェンスに苦戦したことで余計な力が入ってしまったと明かした。
苦しみながらも初代王者に王手をかけたサントリー。GAME2は1日空いて5日に行われるが、髙橋は「もちろん次で決めることにフォーカスしていますけど、結果より1点ずつしっかり取っていくこと、自分たちのバレーボールをやっていくことが結果につながっていくと思っているので、それを信じて第2戦を戦っていきたいと思っています」と、GAME1の3セット目以降に見せたパフォーマンスを継続し、勝利を掴むと誓った。
SVリーグの初代王者の座をかけたGAME2は5日の16時10分からLaLa arena TOKYO-BAYで行われる。