4日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のプレーオフ3位決定戦が行われ、福留慧美の所属するミラノはトルコのワクフバンクSKと対戦した。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。ミラノはリーグラウンドを勝ち上がりプレーオフに出場、5月3日に行われた関菜々巳の所属するコネリアーノとの準決勝に敗れ、3位決定戦へとまわった。対するワクフバンクSKは、準決勝でイタリアのセリエAに所属しているスカンディッチに敗戦していた。
福留がスタートから出場した第1セット、ワクフバンクSKにリードを許す入りとなる。しかし、サーブで崩したところからダイレクトスパイクで得点し、10ー10の同点に追いついたミラノはすかさず逆転に成功。中盤にかけて徐々に点差を広げていく。以降も流れは変わらず、6連続得点で一気にセットを取り切る。
続く第2セットは序盤、高い攻撃力を発揮するミラノが前に出る。中盤からじわじわとリードを広げるミラノは要所でブロックポイントも決め、一度も相手に先行されることなくセットを取る。続く第3セットもスタートからコートには福留の姿が。このセットはここまでとは一転、拮抗した入りとなる。一時はミラノが前に出るも、14ー15で逆転を許すと以降はワクフバンクSKがリードを保つ。相手にセットポイントを握られる中、粘ったミラノだったがこのセットを落とす。
第4セットも序盤は互いに譲らず一進一退の攻防に。相手に先行されながらも4連続得点で逆転し、勢い付いたミラノは終盤にかけて点差を広げる。最後は福留の2段トスからオポジットのパオラ・エゴヌがスパイクを決め切り、ミラノがセットを奪取。セットカウント3ー1で勝利を収め、3位を掴み取った。
前回大会では準優勝を飾ったミラノだが、今シーズンは3位という結果でWCLを終えた。福留は先発出場を果たし、ディグや丁寧な繋ぎでチームに貢献した。
■試合結果
ミラノ 3ー1 ワクフバンクSK(トルコ)
第1セット 25ー15
第2セット 25ー19
第3セット 23ー25
第4セット 25ー18