[写真]=VOLLEYBALLKING

 バレーボールアジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025(ACL)が11日(日)に開幕。サントリーサンバーズ大阪とともに日本から出場している大阪ブルテオンはグループステージ初戦でフィリピンのシグナルHD・スパイカーズと対戦し、3―0(25―11、25―21、25―21)で勝利した。

 この試合で最初にファンを驚かせたのは、アウトサイドヒッターを本職とする仲本賢優がリベロとして登録されベンチ入りしていたこと。出場機会はなかったが、仲本は試合中もリベロユニフォーム姿で丹念にアップを行っていた。

 仲本によると、ロラン・ティリ監督から「大会前にリベロ登録にするよ」と言われていたとのこと。アップについては「リベロでもアウトサイドでも準備はあまり分けない」とし、「たとえ出ようが出まいがちゃんとやろうと思っているところで、いつも通り」と普段通りの準備を行っていたようだ。

 その仲本にとって、大阪Bが12日(月)にグループステージ第2戦で戦う上海光明(中国)に所属するミハウ・クビアクは、本人も「一番影響を受けた人」と語るほど重要な人物。クビアクは2016年から2023年にかけてパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)でプレーしており、2019年からプレーする仲本も多くのことを学んだという。

「プレーでは引き出しの多さ。どうやって点数を取るかというところが本当に長けていたし、それを考えるところも教えてもらいました。あとはパスやレシーブなど基本技術も本当に上手で、アップも全く気を抜かず、準備の大切さも教えてもらいました。あとは個人的に僕がプロになる時に一番アドバイスをもらって、私生活とか決断に関しても話を聞いてアドバイスをしてくれて、ここでは言い切れないくらい本当にたくさんのことを教えてもらいました」

 そんなクビアクがいるチームとACLで対戦することが分かった時には、「すぐにクビのところだと思って。まずはプレーを見るのが楽しみですし、相手としては絶対勝ちたいと思いました」と仲本。試合については「クビにいろいろ教えてもらったこともありますし、ちょっと複雑ではありますけど、楽しみの方が大きいです」と語り、出場機会があれば「クビのサーブをしっかり返したいです。とは言ってもチームスポーツなのでブルテオンというチームで勝ちに行きたいと思います」と意気込んだ。

 大阪Bと上海光明の試合は12日19時5分試合開始。大阪Bが勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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