[写真]=Lega Pallavolo

 バレーボールアジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025(ACL)を戦う大阪ブルテオンに頼れる選手が帰ってきた。

 12日にACLのグループB第2節で上海光明(中国)を下し、決勝トーナメント進出を決めた大阪B。今シーズン最後の大会で今季初タイトル獲得を目指している大阪Bだが、上海光明戦時のパナソニックアリーナには、大塚達宣の姿があった。

 大塚は2024年5月にパナソニック パンサーズ(現・大阪ブルテオン)を退団。セリエAのミラノに加入していたが、大阪Bとミラノの間で契約が成立し、大阪Bの一員としてACLに準々決勝から出場することが11日に発表されていた。

 大塚は11日に行われたセリエA男子のプレーオフ5~10位決定戦の決勝にも先発出場してチームの勝利に貢献していたが、早速帰国したようだ。

 上海光明戦後には大阪Bのチームのメンバーとも再会を喜んでいた大塚。決勝トーナメントでの起用にも期待がかかるが、ロラン・ティリ監督は試合後の取材で大塚とチステルナへのレンタル移籍から戻ってきたもののまだ出場機会がない垂水優雅の起用について言及している。

「いろいろな可能性があるので誰がどう出るかは言えないですが、もちろん大塚選手も垂水選手も使う必要があります。その中でも今日は富田(将馬)選手が大活躍だったのでどうなるかは分かりません」

 今大会の大阪Bは、SVリーグでアウトサイドヒッターの主力を担っていたトーマス・ジェスキーが退団のため大会前に帰国。さらにアウトサイドヒッターを本職とする仲本賢優をリベロとして登録している状況だ。イタリアで成長した2人の起用はあるだろうか。