[写真]=CEV

 17日、欧州バレーボール連盟(CEV)の開催する欧州男子チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝が行われ、石川祐希が所属するペルージャはトルコのハルクバンク・アンカラと対戦した。

 ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うCL。ペルージャはリーグラウンドをグループAの首位で通過。その後、モンツァとの準々決勝に勝利したペルージャは準決勝に駒を進めた。対するはハルクバンク・アンカラは準々決勝でポーランドのPGEプロジェクト・ワルシャワを下し、準決勝進出を決めた。

 ペルージャとハルクバンク・アンカラはリーグラウンドでも対戦しており、結果は1勝1敗となっている。

 石川が先発出場を果たした第1セット、ハルクバンク・アンカラが走る序盤となる。4-8と点差をつけられるも、徐々に軌道を修正したペルージャは、13-13の同点に追いつく。以降は終盤まで一進一退の攻防となるが、石川のパイプ攻撃で先にセットポイントを握ったペルージャ、最後はオポジットのワシム・ベンタラのブロックで第1セットを奪う。

 続く第2セットは、ペルージャが一歩前に出る入りとなる。第1セット同様に拮抗した展開が続く中盤も、相手に逆転を許さなかったペルージャ。終盤にかけて22-18と相手を引き離すが、食い下がるハルクバンク・アンカラが1点差まで迫る。何とかリードを保ったペルージャが、最後は相手のサーブミスでセットを連取した。

 勝負の第3セットの序盤。ペルージャは0-4と一気にリードを奪われる展開となったが、早い段階で悪い流れを断ち切る。粘り強い守備から攻撃を仕掛けるペルージャが、11ー10で逆転に成功。流れを掴んだペルージャは中盤にリードを広げる。石川もアタックライン付近に鋭いスパイクを叩き込んでみせた。迎えたペルージャのマッチポイント、このセットも相手サーブがエンドラインを越えてアウトとなり試合終了。セットカウント3-0でペルージャが勝利し、決勝進出を決めた。

 この試合、先発出場した石川はブロック1本、サービスエース1本含む両チーム最多の19得点を獲得。攻守にわたり活躍を見せた。また、勝利したペルージャは準優勝だった2016ー17シーズン以来に、CLの決勝進出を果たした。決勝は19日(月)に行われ、対戦相手は17日(日)21:45より行われる準決勝の第2試合、ザビエルチェ vs ヤストシェンブスキのポーランド対決で勝利したチームとなる。

■試合結果

ペルージャ 3-0 ハルクバンク アンカラ(トルコ)

第1セット 25ー23
第2セット 25ー23
第3セット 25ー22