[写真]=古川剛伊

 16日、V.LEAGUE MEN WEST(Vリーグ男子 西地区)のヴィアティン三重は、2024ー25シーズン限りで同チームの監督を退任した倉田真氏がアカデミーディレクターに就任したことを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 倉田氏は、2021年にVT三重の男子チームの監督に就任。2021ー22シーズンのV.LEAGUE DIVISION2 MENではチーム過去最高の最終順位3位に、2023年と2024年の国民スポーツ大会ではチームを準優勝に導いた。2024ー25シーズンはVリーグ男子のレギュラーシーズンを西地区1位で終えてプレーオフに進出したものの、決勝で敗れ惜しくも準優勝に終わっていた。

 3月に2024ー25シーズン限りでの監督退任を発表していた倉田氏だが、同チームのU15チームを統括するアカデミーディレクターに就任。VT三重は男女各2拠点で合計4つのU15チームを保有しており、倉田氏はその指導方針を統括するポジションを務めることに。クラブは、トップチームでの経験や指導力を持つ倉田氏による、VT三重の指導方針の確立やビジョンの統一、アカデミー全体の強化を期待しているということだ。

 倉田氏はクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。

「この度、アカデミーディレクターに就任しました。トップチームヘッドコーチを昨シーズンにて退任し、今後は育成部門の強化に取り組んで参ります。部活動の地域移行といった過渡期を迎えているアンダーカテゴリーですが、時代の流れに対応しながら子供達がバレーボール選手、社会人として活躍できるように正しい知識、技術、人間性を高められるような組織作りを目指します」

「またトップチームには学生時代に日本一を含め、全国大会で優秀な成績を収めた選手が全国から三重県に集まっています。その選手達を身近に感じ吸収できる事が活動の強みと考え、私の経験をアンダーカテゴリーに還元する事で微力ながら三重県バレーボール界全体のレベルアップを目標に頑張りたいと思います」

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VOLLEYBALL KING 編集部

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