[写真]=Volleyball World

 セリエA男子のヴェローナがアメリカ代表セッターのマイカ・クリステンソン(32)の加入を発表した。24日にクラブ公式サイトが伝えている。

 クリステンソンはアメリカのハワイ出身のセッター。2013年から代表に選出され、2016年のリオデジャネイロオリンピック(五輪)、2024年のパリ五輪では銅メダルを獲得。チームの司令塔として長年アメリカ代表を支えてきた。クラブチームでは2021年からの4シーズンをロシアのゼニト・カザンでプレーし、2022年から2024年にはリーグ3連覇を果たした。過去にはチヴィタノーヴァ、モデナでもプレー経験があり、今回で3度目のセリエAへの移籍となる。

 クラブによると、クリステンソンとの契約は2025ー26シーズンから3シーズンとのこと。また、ヴェローナのステファノ・ファニーニ会長は、「クリステンソンのような国際的なチャンピオンをチームに迎えることは、クラブにとってもファンにとっても名誉なことだ。世界最強のセッターの一人であり、並外れた技術と人間性を持つアスリートが、次の3年間、私たちのプロジェクトに情熱をもって賛同してくれた」と加入を歓迎している。

 クリステンソン自身も、「ヴェローナのユニフォームを着ることを大変光栄に思う。ここ数年のチームの歩みをつぶさに見てきたし、このような野心的で意欲的な環境の一員になれることにわくわくしている。ヴェローナのカラーをトップに持っていくために、チームメイトやファンとともにこの新しい冒険を始めるのが待ちきれない」と意気込んでいる。

 今シーズンのセリエAではレギュラーシーズンを3位で終えながらプレーオフで敗れ、5~10位決定戦でも結果を残せなかったヴェローナ。新しい司令塔を獲得した来季どのようなチームになるのか、注目される。