セリエA男子のミラノが28日、クラブ公式サイトにてアウトサイドヒッター(OH)のフランチェスコ・レチネ(26)の加入を発表した。
レチネは今季、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の東レアローズ静岡に所属。チームの主力として活躍し、SVリーグ男子のレギュラーシーズンではチーム2位となる408得点を獲得した。
2025年3月に東レ静岡からの退団を発表していたレチネが、移籍先に選んだのは母国イタリアのミラノ。ミラノには男子日本代表OH大塚達宣が在籍しており、2024ー25シーズンのセリエA男子ではプレーオフの5~10位決定戦に勝利し、5位の座と来シーズンのCEVチャレンジカップの出場権を勝ち取っていた。
2020年から2023年には男子日本代表OH石川祐希も所属していた日本人に馴染み深いクラブチームへ、新たに日本にゆかりのある選手が加わることとなった。
レチネはクラブのインタビューに応じ、移籍を決めた理由について「近年のミラノが、選手起用と試合の両方で常に好成績を収めてきたということが大きい要因です。ミラノには優秀なスタッフも揃っているため、イタリアに戻ることしました」と明かしている。
また、日本で過ごしたシーズンについて聞かれると「日本でのシーズンは1年だけでしたが、ユニークでまたとない経験で、僕に多くのことを残してくれました。イタリアとは違ったプレースタイルを知り、チームでの重要性という点では普段と異なるポジションでプレーすることもできました。イタリアとは全く異なる文化を持つ人々を知り、とても魅了されました。とても素晴らしい時間を過ごせました」と回顧している。
さらにチームに日本人である大塚が在籍していることについては「大塚がチームにいてくれて、日本語で冗談を言い合えるのが嬉しいです」と共闘を喜んでいる。