8日にバレーボールネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第1週の第3戦が行われ、バレーボール女子日本代表が女子カナダ代表と対戦した。
フェルハト・アクバシュ新監督体制で迎えた初戦のオランダ戦に続き第2戦のセルビア戦でも見事にストレート勝利を飾った女子日本代表。続く第3戦もセッター(S)には関菜々巳、アウトサイドヒッター(OH)には石川真佑、佐藤淑乃、オポジット(OP)には和田由紀子、ミドルブロッカー(MB)には荒木彩花と山田二千華が起用され、リベロ(L)には西村弥菜美と、MB、Lを入れ替えての布陣でスタートとした。
第1セット、両チーム多彩な攻撃を駆使して得点し拮抗した序盤となったが、中盤に入りOP和田のサービスエースが決まり13ー10と抜け出す。強烈なサーブで反撃を見せるカナダだが、Lの西村が見事なサーブレシーブを見せ得点に繋げる。日本が20点台に先に乗せるも、サーブで崩され22ー22の同点に追いつかれた不穏な流れをライトから和田が決めて断ち切るが、カナダも食らいつく。しかし最後は関のサーブがカナダコートに落ち26ー24で1セット目を取った。
第2セットはSの関がMB山田の攻撃を印象付ける出だしとなったが、カナダの高いクイック攻撃に苦しみ一進一退の攻防となる。日本がわずかにリードして迎えた終盤、ここでもOP和田が決めて3点差をつけ流れを握り、山田がブロード攻撃を決めてセットポイントを掴み、最後は和田がバックアタックを叩き込んで25ー20となり、2セット目も連取した。
第3セット、日本がリードした序盤だったが、守備の連携ミスや和田がブロックされるなどあり同点に追いつかれる序盤から、12-10と日本が一歩リードするもカナダが粘りをみせ追い上げられる。中盤に入りOH佐藤が好調を見せ2連続でサービスエースを奪い勢いに乗る。焦るカナダのスパイクがアウトとなり24-18、最後はカナダのサーブがネットに掛かり25-19で試合終了、セットカウント3-0とストレート勝利で3連勝を飾った。
開催国であり世界ランク9位のカナダのミスに助けられる場面もあり、要所で和田が確実に決め相手に流れを渡さず勝利を掴み昨年の雪辱を果たした女子日本代表。次戦は8日(日)24:00よりFIVB世界ランキング11位の女子ドミニカ共和国代表と対戦する。
■試合結果
日本 3-0 カナダ
第1セット 26-24
第2セット 25-20
第3セット 25-19