9日にバレーボールネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第1週の第4戦が行われ、バレーボール女子日本代表が女子ドミニカ共和国代表と対戦した。
新たに就任したフェルハト・アクバシュ監督のもと、ここまで見事な開幕3連勝を飾っている女子日本代表。第1週のカナダラウンド最終戦となるこの試合、ここまでと同様にアウトサイドヒッター(OH)は石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子を、セッター(S)には関菜々巳を先発起用。ミドルブロッカーには第1戦、第2戦で先発起用の島村春世と宮部藍梨が名を連ねた。リベロ(L)には今大会初出場の岩澤実育が、スタメンで起用された。
第1セットは序盤、互いに点を取り合う展開となる。相手のサーブとブロックに苦しみながらも、日本は粘り強い繋ぎで食らいつく。中盤も一進一退の攻防が続く中、日本は佐藤のサーブから18ー15までリードを広げた。19ー17の場面では男子日本代表の十八番『フェイクセット』も飛び出し、得点に繋げた。終盤にかけて相手の攻撃に対応し、流れを掴んだ日本。最後は石川のサービスエースでセットを先取した。
続く第2セット、日本は関のサービスエースで先制点を決める。第1セットに比べてラリーが多くなり、点差も拮抗した展開で中盤に入る。相手のブロック&ディフェンスが立ちふさがり、10ー14の劣勢に追い込まれた日本。13ー15の場面には2枚替えでS中川つかさとOH秋本美空が投入される。その後も日本は離されず、1点差を追いかける。岩澤の好セーブが光るロングラリーを制した日本は、20ー20でついに同点とする。以降も好レシーブを連発する日本は佐藤を攻撃の軸に得点を重ね、逆転で第2セットを取り切る。
第3セットは、石川にサービスエースが飛び出すなど第2セットの勢いを継続する日本が先行する入りとなる。相手の攻撃をことごとくレシーブし、トランジションから得点する日本は12ー2と大きくリードを広げる。日本は中盤も集中力を切らさず、点差をキープ。終盤、さらに相手を突き放した日本は25ー9の大差で第3セットを取り、ストレート勝利を飾った。日本は予選ラウンド第1週のカナダラウンドを全戦ストレート勝利で締めくくった。
今大会初出場の岩澤を中心としたディフェンスが光ると共に、オフェンスでは佐藤や石川がチームをけん引した。予選ラウンド第2週となる次戦は舞台を香港に変え、18日(水)18:00よりFIVB世界ランキング14位の女子タイ代表と対戦する。
■試合結果
日本 3ー0 ドミニカ共和国
第1セット 25ー19
第2セット 25ー21
第3セット 25ー9