8日、ジャパンビーチバレーボールツアー第3戦都城大会第26回ビーチバレー霧島酒造オープン決勝戦が行われた。
雨の中行われた決勝。男子決勝戦は、予選から勝ち上がってきた元インドア日本代表アウトサイドヒッター、ゴッツこと石島雄介(ゴッツfamilyクラブ)/上田翔貴(全日空商事株式会社)ペアと、今季第1戦平塚大会荒井商事杯を制している黒川寛輝ディラン(LIVZON)/ビーチ日本代表経験を持つ長谷川徳海(ハウスコム株式会社)ペアとの対戦となった。
第1セットは黒川/長谷川ペアが、ミスの少ない安定したプレーとコントロールショットで流れを掴みセットを先取。しかし、第2セットでは上田のフライングで体勢を崩しながらも打ち切るスパイクや石島のブロックで流れを掴み、石島/長谷川がセットを取り返す。
勝負の第3セットは、強打の打ち合いで1点を取り合う接戦となるも、黒川/長谷川組にミスが出て石島/上田が先行する形になりマッチポイントを握る。最後は黒川のスパイクがアウトとなってセットカウント2ー1で石島/上田ペアが逆転勝利を収めた。
一方で女子決勝戦は、ともにオーストラリアのカサンドラ・ドッド/ケイトリン・ベッテナイのペアと2025年女子日本代表に登録されている柴麻美(株式会社帝国データバンク)/村上礼華(株式会社ダイキアクシス)ペアが対戦。柴は都城大会3連覇がかかっており、ケイトリンは過去2大会の決勝戦で柴にフルセットの末、敗れている。
第1セット、序盤から互いに譲らない展開で点差は開かず。しかし、終盤で村上の相手の間を狙ったサーブから一気に流れを引き込むと4連続得点で柴/村上ペアが21ー16と1セット目を先取。第2セットでもその流れを離さず、ブロックの指先を狙ったスパイクで得点を重ね、最後は相手のサーブミスで第2セットを取りストレートで勝利した。
■第3戦都城大会第26回ビーチバレー霧島酒造オープン決勝戦 試合結果
▼男子
石島雄介/上田翔貴 vs 黒川寛輝ディラン/長谷川徳海ペア
セットカウント:2ー1(16ー21、21-17、15ー11)
▼女子
柴麻美/村上礼華 vs カサンドラ・ドッド/ケイトリン・ベッテナイ(オーストラリア)
セットカウント:2-0(21-16、21-15)