ネーションズリーグ2025(VNL)の女子大会が6月4日に開幕した。第1週の予選ラウンドはオタワ(カナダ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、北京(中国)の3ヵ国で同時に行われ、女子日本代表はオタワでまず最初の4戦に臨んだ。
今シーズンからフェルハト・アクバシュ新監督を迎えた女子日本代表の初めての国際大会。初戦のオランダ代表戦、第2戦目のセルビア代表戦、続くカナダ代表戦、そして第1週最終戦のドミニカ共和国代表戦にすべてストレートでの勝利を収めた。
各国、若いメンバーで挑んだり、主力メンバーを休ませて試合に臨んでいるチームがあるのも事実だが、第1週を終え、失セット0なのは日本のみ。現在、暫定単独1位を走っている。また、今大会は世界ランキングのポイントにも反映され、試合の度にランキングが変動する。こちらも暫定ではあるが、女子日本代表は大会開幕前の7位から、この4連勝で一気に5位まで上昇している。
今季よりキャプテンに就任した石川真佑は、ドミニカ共和国戦では両チーム最多の20得点をあげ、攻守にわたってチームをけん引。石川と共に新生女子日本代表のサイドを固める佐藤淑乃と和田由紀子も負けず劣らずポイントゲッターとして得点を重ねている。
これまでの4戦のスタメンは、サイド陣3人とセッターの関菜々巳は固定され、ミドルブロッカーとリベロを入れ替えながら戦った女子日本代表だが、第2週はどのようなメンバー起用になるのかも注目される。
また第1週終了後、ミドルブロッカーの宮部藍梨が『Volleyball World』のインタビューに答え、「チームとして自分たちのやり方を見つけられているのは、本当に素晴らしいことです。私たちのシステムはかなり上手くいっているし、重要なのはそれを続けること。私たちはみんなとてもわくわくしているし、2週目に向けてとてもいいスタートが切れました。次の週に何が起こるか分からないが、やるべきことをやるだけです」と力強く話した。
第2週の予選ラウンドは、イスタンブール(トルコ)、香港(ホンコンチャイナ)、ベオグラード(セルビア)の3ヵ国で行われ、女子日本代表は香港で4戦を戦う。第2週初戦は18日(水)18:00からタイ代表と対戦する。
■VNL2025 予選ラウンド 第2週 女子日本代表試合スケジュール(香港ラウンド)
6月18日(水)18:00~ vs 女子タイ代表
6月20日(金)21:30~ vs 女子イタリア代表
6月21日(土)21:00~ vs 女子中国代表
6月22日(日)17:30~ vs 女子チェコ代表