[写真]=Volleyball World

 15日(日)に行われたネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで、バレーボール男子日本代表は男子オランダ代表相手に勝利し、ミドルブロッカーの西本圭吾がU-NEXTのフラッシュインタビューに答えた。

 2勝1敗で迎えた予選第1週目中国ラウンドの最終戦。男子オランダ代表相手に1セット目を先取すると、2セット目は中盤で流れが悪くなるも、メンバー交代をしながらなんとかセットを死守。3セット目も接戦になる中、終盤で強さを見せた日本がセットを落とすことなくストレートで勝利した。

 2セット目中盤にオランダに追いつかれ、日本の流れがやや悪くなった際にコートに入った西本。身長189センチとミドルブロッカーとしては小さいものの、身長差を感じさせないブロックやサーブでチームに貢献した。

 今試合を振り返り西本は、「今大会が始まって途中出場で出る機会が多いんですが、僕は東レアローズ静岡での4シーズンのうち、3シーズンはずっと控えからゲームチェンジャーとしてやっていたので慣れていますし、自分自身、雰囲気を変える力を持っていると思うのでそれを信じて起用してくれた監督、そして一緒に戦ってくれたチームメイトに感謝したいと思います」と、ゲームチェンジャーとしてコートに立つ自信があることを明かした。

 今試合でブロックポイントを2本決めた西本。平均身長2メートルを越えるオランダ相手にブロックを決めた時の心境を聞かれると、「応援してくれている家族であったり、友人や恩師たちが、ずっと僕のブロックを期待して待っていてくれて、なかなか見せることができてなかったんですが、信じてくれた人たちに自分の武器であるブロックを見せることができて嬉しく思います」と喜びをにじませた。

 また、力強い『ガッツポーズ』でもコート内の雰囲気を高揚させた西本は「ガッツポーズも僕の一つの武器であり軸の一つでもあるので、ぶらさずに世界に僕のガッツポーズを見せることができて嬉しく思います」とプレー以外の自身の強みについても語った。

 ムードを変えてほしいというロラン・ティリ監督の思いを背負って、ゲームを通してどんな準備をしていたかと問われると、「出場するかしないかは誰にも分からないことなので、ただ自分自身は出場するためにリザーブゾーンでアップしていましたし、心の準備が大事だと思います。そしてゲームチェンジャーは自分だけでは成し得ることはできず、周りのチームメイトが理解して信じてくれることで生まれるもので、チームメイトあってのことだと思います。自分の準備もそうですが、まず雰囲気を変えることができたということは嬉しく思います」と答えた。

 そしてマッチアップする相手のミドルは西本と比べても20センチほど高さのギャップがある。今試合で解説を務めた元日本代表の福澤達哉さんは、世界の高さに対してどんなポイントで勝負を仕掛けるのか、と問いかけた。

 それに対して西本は「日本はフロアディフェンスが高い国だと思うので、上から打たれる部分については最高のレシーバーが後ろで待っているのでそこは任せて、相手がストレスを感じた時に落としてきたところをしっかりタッチを取って、ブロックポイントを取るというところにフォーカスしています。まだミドルブロッカーの高さにアジャストできていないところはありますが、今回の4試合を通して経験ができ、そして自分も成長する機会を与えてもらったと思うので、その部分も持ち帰って課題を克服し、身長を感じさせないようなブロックをしてより日本のディフェンスに貢献していきたいと思います」と具体的に答えた。

 さらに、「A代表で日の丸を背負って結果を求められる中で、世界の高さは西本選手にとって脅威に感じたか」と問われると、「基本的にSVリーグでも自分より高い選手やレベルの高い選手はいて、世界を経験していないことは怖いことでもありますが、同時にチャレンジする楽しさもありますし、自分が成長するきっかけにもなると思います。もちろん脅威ではありますが、越えられない壁はないと思うので、どんな高さにも負けずにやっていこうと思っています」と話した。

 また、日本代表のメンバー内での熾烈なメンバー争いについては、「どの選手が出てもこの4試合高いパフォ-マンスをしていますし、僕は基本的にスタメンでは出場していないので焦りもありますが、家族と連絡を取る中で妻が僕のメンタルを支えてくれています。人間なので弱いところもありますが、僕を信じて支えてくれている家族を裏切るわけにはいかないですし、僕の力を証明することは応援してくれている人への感謝を届けることにもなるので、もちろんレベルの高い選手はいますが、それに負けずに、彼らの良いところを吸収して、より良い選手になっていきたいと思います」と支えてくれる家族への感謝と、これからの自身のプレー面での成長にも言及した。

 予選1週目の中国ラウンドを3勝1敗で終えた男子日本代表は戦いの舞台をブルガリアに移す。予選2週目の第1戦は開催国の男子ブルガリア代表。完全アウェーとなるブルガリア戦は26日(木)1:30から試合開始予定だ。

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この記事を書いたのは

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