[写真]=Volleyball World

 男子バレーボール日本代表は15日(日)、ネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで男子オランダ代表と対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-23、25-18)で勝利を収めた。

 ミドルブロッカー(MB)の佐藤駿一郎は今大会初めてスタメンで起用されると、チーム2位の9得点と躍動。試合後にはU-NEXTのインタビューで試合を振り返った。

 「やっと出番が回ってきたと感じました」。全体ミーティングでのスタート起用を告げられた佐藤は、いつでも準備を整えていたと語る。その心構えは、9得点という数字にしっかり表れた。

 「スパイクは自分の得意としている部分。それを試合で出せたのは大きかったです」。さらには、要所でのブロックタッチやブロックポイントでも得点に貢献し、「今日は良かった」と自らのプレーを振り返った。

 12日(木)の男子ポーランド代表戦では途中出場から存在感を発揮していた佐藤。オランダ戦の先発起用についてロラン・ティリ監督からは「相手の打点が高い中で、タッチを取ってチームを助ける」ことを求められていたという。

 平均身長が2mを超えるオランダに対し臆することなく戦っていた205cmの佐藤。「高さでは劣っていないと思っていて、スパイクでもブロックでも通用していたので、それほど脅威には感じませんでした」と自信を覗かせた。

 その自信の裏には海外での経験がある。2024-25シーズンはフィンランドリーグのフリカーニ・ロイマーでプレー。「身長の高い選手が多い中で、どう得点を取るか、ブロックの出し方をどう工夫するかを意識し続けてやってきた1年だったので、それをこの試合に出せたことは僕にとってすごいプラスでした」と振り返った。

 これからも熾烈なメンバー争いが予想される日本のMB陣。ネーションズリーグは中国ラウンドを終え、次はブルガリアラウンドへと続くが、「今日、持ち味の高さを発揮できたと思うので、次はもっといいプレーができるように取り組んでいきたい」と、さらなる飛躍を誓った。

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

国内外の最新ニュースや注目選手の特集、バレーボールをより楽しめるバレーボール情報・ニュースサイト『VOLLEYBALLKING(バレーボールキング)』編集部です!

VOLLEYBALL KING 編集部 の記事をもっと見る