バレーボール男子日本代表が着用するアシックスのシューズ『SKY ELITE FF 3』シリーズから、2025年の国際大会で着用する『ASICS Japan Heritage Inspired Collection』が登場している。
このコレクションは、日本の伝統的な舞台文化からインスピレーションを得たデザインが特徴で、鮮やかな色彩と緻密なディテールが目を引く。まるでスポーツの試合を舞台上のライブパフォーマンスに見立てるように、二度とない一瞬にかける情熱を体現するシリーズだ。
この新たなシューズを履いて戦いに挑む、髙橋藍選手に話を聞いた。
取材協力:アシックス
「いいシューズほど、何も感じないくらい足にフィットしている」

「開発にも携わらせてもらったSKY ELITE 3は、フィット感や履きやすさにも愛着があります。むしろ、いいシューズって何も感じないぐらい体にフィットしているのが良いというか。足首の安定感とかクッション性も全てを好んで履いています」
そう語る髙橋選手にとって、足元の信頼感はプレーを支える基盤だ。特に足首周りのサポートや、着地時のクッション性には強いこだわりがある。
「足首を捻挫しやすい部分もあるので、そこに対して安心感があることと、着地の時にクッション性があることで少しでも膝や足首への負担を減らせているのが1番自分の中ではフィットしてます」
日本の文化をまとって戦う

今回のコレクションには、日本古来のデザインが随所に取り入れられている。髙橋選手も、その違いをすぐに感じ取ったという。
「色使いやデザインがいつもとは違っていて、すごく“新しい感覚”でした。やっぱり日本には素晴らしい歴史や文化がありますし、それをシューズであったりデザインに生かして、自分たちは日本代表で戦っているので、そういった点でも日本を背負いながら戦えるのもまたいいなと感じました」
シューズに込められた“日本らしさ”が、プレーヤーの背中を押してくれる。
新カラーが気持ちを切り替えるスイッチに

「新しいカラーのシューズを履くと、気分がすごく上がります。衣替えみたいに新鮮な気持ちになれるというか、新しいスイッチが入って、さらにモチベーションややる気につながります」
新しいデザインやカラーには、見た目の変化だけでなく、心の切り替えを促す力がある。国際大会という特別な舞台に向けて、モチベーションを高める一助にもなっている。
ファンに届けたいのは“見た目のインパクト”

最後に、ファンや観客にこのシューズで注目してほしいポイントを聞くと、髙橋選手は「まずはデザイン」と答える。
「性能の良さは実際に履いてみないと分からない部分もあります。でもデザインは一番分かりやすい部分ですし、今回のシューズは日本の文化やデザイン性がすごく感じられる。まずは見た目やカラーを楽しんでもらいたいです」
試合という“舞台”で最高のパフォーマンスを見せるために、日本の伝統とアシックスの技術が融合した一足。髙橋選手も、この一足とともに世界の舞台で躍動する。