株式会社ワカモノリサーチが全国の高校生(男女190人)を対象に行った「生で観戦したいスポーツ」調査で、女子高生の中でバレーボールが2位にランクインした。
調査は2025年5月13日から28日にかけてインターネットで実施された。女子高生に「生で観たいスポーツ」を尋ねた結果、1位は野球(34.1パーセント)、2位はバレーボール(24.4パーセント)、そしてバスケットボールが3位(23.0パーセント)という順位に。競技のスピード感や迫力、演出の魅力がその人気を支えている。
「体育の授業でやって楽しかった」、「元バレー部だから」、「自分が今やっている部活だから」といったバレーボールの経験がある女子高生も多く、さらに「ハイキューをみて好きになった」、「オリンピックを見てファンになった」、「昨年の春高バレーで一目惚れした」など、近年話題になっているマンガや試合がきっかけになっているパターンも多いようだ。
2位に「バレーボール」、3位に「バスケットボール」がランクインしたことについて、Bリーグファイナルなどの演出を手掛ける株式会社エレメンタルプロジェクトの代表取締役・内野祥志氏は、「バレーボール、バスケットボール共に中高での競技経験者が多く、ルールもしっかり理解できていることから親和性が高いのでは」と解説。続けて「春高バレーやワールドカップなどが定期的に放送されており、近年の競技人口に比例したメディア露出が影響している」と話した。
一方で、バレーボールに関してはVリーグ(SVリーグ)のエンタメ化があまり進行していないため「選手ビジュアルの訴求、照明演出、ファンミーティングなどでプロ野球との差を埋められるかが課題」との考えも示している。
■令和の現役女子高生に聞いた!生で観戦したいスポーツ競技ランキング
1位 野球 34.1%
2位 バレーボール 24.4%
3位 バスケットボール 23.0%
4位 サッカー 15.6%
5位 格闘技 2.2%
