[写真]=坂口功将

 24日、第54回全日本中学校バレーボール選手権大会の準決勝と決勝が行われ、女子は金蘭会中(大阪)が大会5連覇を達成した。

 金蘭会中、駿台学園中(東京)、文京学院大女中(東京)、諫早市立諫早中(長崎)の4校がベスト4に進出した今回の全中女子。5連覇を目指した金蘭会中は準決勝で駿台学園中と対戦した。

[写真]=坂口功将

 1セット目は序盤から金蘭会中がリードする展開となるが、駿台学園中が意地を見せて6連続得点で一時逆転。しかし、金蘭会中がセットを奪わせることはなく、25-21で金蘭会中が1セット目を奪う。

 2セット目も金蘭会中が勢いそのままに、駿台学園中は点差を開かれ苦しい展開に。25-17で金蘭会中が2セット目も連取し、ストレートで決勝の舞台に進む。ここまで大会を通してセットを失っていない金蘭会中の勢いが止まることはなかった。

 一方の準決勝のもう1試合は、文京学院大学女子中と諫早中の対戦。1セット目序盤はシーソーゲームになるが、中盤に諫早中が1歩リードしたところから点差が開き始める。その後、点差が縮まることなく25-20で諫早中が1セット目を奪った。

[写真]=坂口功将

 迎えた2セット目は、諫早中が序盤から文京学院大学女子中を離すも、関東予選を1位で通過した文京学院大学女子中が意地をみせ中盤に追いつくと、先に20点に乗せる。そのまま25-19となり、2セット目は文京学院大学女子中が取り、勝負の行方はフルセットで決まることとなった。

 運命の3セット目は、諫早中が序盤から点差を離していき、13-9でコートチェンジを迎える。そのまま諫早中がリードを保ちセットを取るかと思いきや、文京学院大学女子中も強さを見せ、21-21の同点となる。諫早中はここでタイムアウト。そのタイムが効いたか、最後は25-22で諫早中がフルセットの試合を勝ち取った。

 決勝戦の金蘭会中vs諫早中の試合は、過去に対戦したこともあるカードに。その1セット目は、両チーム譲らぬ展開となる。諫早中が終盤でリードを奪うと、金蘭会中の攻撃を封じ込める場面も出てくる。そのまま25-21で1セット目は諫早中が奪い、金蘭会中はこの大会初めてセットを失うこととなった。

 2セット目は、このままでは終われない金蘭会中がリードする。リードをそのまま終盤まで持ち込むと、諫早中もタイムアウトを取ってなんとか流れを変えようとするが、ここは全中連覇を目指す女王が意地を見せ、25-18で金蘭中がセットを取り返した。

[写真]=坂口功将

 迎えた3セット目、この大事なセットでリードしたのは金蘭会中だった。だが、諫早中も意地を見せると、先に13点を取りコートチェンジを迎えたのは諫早中だった。だが、コートチェンジで流れが変わったか、ここから金蘭会中が3連続得点を奪い逆転に成功。そのまま25-18で金蘭会中が最終セットを取り、セットカウント2-1で金蘭会中の勝利。史上初の5連覇を達成した。

[写真]=坂口功将

■準決勝
金蘭会中 2-0 駿台学園中
文京学院大学女子中 1-2 諫早市立諫早中

■決勝
金蘭会中 2-1 諫早市立諫早中

■全中バレー2024 女子最終結果
優勝:金蘭会中(大阪)
準優勝:諫早市立諫早中(長崎)
第3位:駿台学園中(東京)
第3位:文京学院大学女子中(東京)

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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