男子バレーボール日本代表は27日(金)、ネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで男子ウクライナ代表と対戦し、セットカウント2-3(26-24、17-25、18-25、25-22、13-15)で敗れた。
26日(木)に行われた男子フランス代表戦のフルセット勝利にも貢献していたアウトサイドヒッターの大塚達宣は、ウクライナ戦に先発出場するとチーム最多の14得点をマーク。フレッシュなチームを引っ張った。
その大塚は試合後にU-NEXTのインタビューに応じると、「敗戦ということで悔しい気持ちは強い」としながらも、「前回のブルガリア戦とは違って内容の濃いものだったと思います」と語り、 「もちろん結果も大事ですけど、今の時期は、結果よりも内容を大事にしていく方がいいのかなと思う」と、ストレート負けを喫した男子ブルガリア代表戦との違いを口にした。
セリエAのミラノでのプレー経験を経て2025年の代表活動に臨んでいる大塚。「いろんな経験をコート上でさせてもらっているというのは率直なところです。その中でいいところも悪いところも出ているが、試合が終わるごとにスタッフ陣や選手としっかりコミュニケーションを取って、解決策を見つけていけています。代表でそういうことができているのはありがたいことだなと思っています」と、充実感をにじませた。
一方で、ウクライナ戦のような接戦を勝ち切るために必要な要素については、「細かいプレーの質」がカギになると指摘。「そこは日本の売りにしていくポイントだと思う。相手のダイナミックなプレーに対し、真っ向勝負していく分もあれば、その過程おいて緻密なバレーをもっとやっていけると、勝利はもう少し近くなると思っています」と、プレーの精度向上を誓った。
予選ラウンド第2週のブルガリアラウンド最終戦となる男子スロベニア代表戦は29日(日)18時に試合開始。ここまで3連戦だった日本は中1日空くこととなる。大塚は「1日空くので、しっかり気持ちと体をリフレッシュして、次の試合に向けて全員で準備したい」と、そのスロベニア戦にも意気込み。次戦こそはチームの勝利も期待したいところだ。