26日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の大阪ブルテオンが大韓航空との練習試合を行った。

 大阪Bは、アウトサイドヒッター(OH)に新加入の男子キューバ代表ロペス・ミゲルと仲本賢優、ミドルブロッカー(MB)にエバデダン・ラリーと西川馨太郎、オポジット(OP)に西山大翔、セッター(S)にウルフドッグス名古屋から加入した永露元稀を先発に起用。パリ2024オリンピック(パリ五輪)で活躍したOPの西田有志やMBの山内晶大が不在の中でも、代表クラスの選手が多く揃っており、層の厚さを示すメンバー構成となった。一方、リベロ(L)は、チーム内唯一のLである山本智大が不在のため、OHが本職の池城浩太朗が務めた。

 第1セット、大阪Bの選手は積極的に互いにコミュニケーションを取る場面も見られたが、合流から間もないことや、司令塔であるセッターが長年大阪Bでプレーした深津英臣から永露に代わったこともあり、コンビが合わない場面や連携ミスが見られた。相手の速い攻撃にも対応できず、17-25と大差をつけられ第1セットを落とす。

 第2セットは序盤こそサイドアウトを取り得点を重ねていたが、中盤から終盤にかけてはラリー中にコート内がバタつき、その隙をついて相手にプッシュで落とされる場面が多くリードを許す展開となる。その後も相手の流れを奪うことができず、21-25で第2セットも奪われる。

 第3セットは、序盤から中盤にかけて日本バレーの持ち味である繋ぎからトランジションで得点する場面が増え、第1セットから安定して得点していた西山のスパイクも光った。しかし、クイックやバックセンターなど真ん中からの攻撃を増やすことができずに、ブロックやフロアディフェンスで対応されると攻撃が決まらなくなり、20-25で第3セットも落とす。

 最終セットとなる第4セットは、MBをラリーから小宮雄一郎、Sを永露から中村駿介に変更。序盤は互いにブレイクする場面もあったが、サイドアウトを取り合う展開となった。終盤に入っても一進一退の攻防は続いた中、20点以降の場面で仲本のサーブから相手を崩し2連続ポイントを決め相手に迫るも、あと一歩及ばず第4セットも奪われ、大阪Bはストレート負けとなった。

 大阪Bは、試合を通してレセプション、スパイク、ブロックなど全ての動きにコンビミスや連携ミスが多いなど、選手たちが合流してから間もない中で課題も見つかる試合となった。

 これから、SVリーグ開幕までにパリ五輪で活躍した主力選手たちも合流する大阪B。この練習試合で明らかになった課題を、監督や選手同士で連携やコミュニケーションを取りながら練習を重ねてクリアし、開幕時には進化した大阪Bを見せてくれることだろう。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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