29日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子の予選ラウンド第2週の最終戦が行われ、日本代表はFIVB世界ランキング6位のスロベニア代表と対戦した。
今季からロラン・ティリ監督を新しく迎え、初の国際大会に挑む新生日本代表。中国開催の予選ラウンド第1週目は3勝1敗で終え、現在ブルガリアで行われている予選ラウンド第2週はフランス代表相手に白星をあげるも、ブルガリア代表とウクライナ代表に黒星を喫し、これまで1勝2敗と負け越している。
第2週目の最後の試合、FIVB世界ランキング7位の男子日本代表はすぐ前を行く男子スロベニア代表相手に、セッター(S)には永露元稀、アウトサイドヒッター(OH)には大塚達宣と富田将馬、オポジット(OP)に宮浦健人、ミドルブロッカー(MB)にはエバデダン・ラリーと佐藤駿一郎が起用され、リベロ(L)には小川智大という布陣で臨んだ。
第1セット、序盤から日本のペースで進み7-3とリードする。宮浦が相手リベロを吹き飛ばす強烈なサービスエースを、佐藤が相手スパイカーをシャットアウトし勢いづける。しかし少しずつ追い上げを見せるスロベニア、互いに粘る長いラリーを制され16-15と1点差まで迫られる。20点目以降も僅かに先行していた日本だが、スロベニアのサーブで崩され24-24のデュースに突入。しかし最後はスロベニアのスパイクミスが2本続き、27-25で日本が先取する。
第2セット序盤は一進一退の攻防で進むが、永露のシャットアウトから流れを掴んだ日本、佐藤のサービスエース、ラリーのブロックポイントも飛び出しブレイクに成功、12-6と大きくリードを得る。中盤から終盤にかけても手を緩めず、スロベニアに思うような攻撃をさせなかった日本が点差を広げ、25-15という大差でセットを取り勝利に王手をかける。
第3セット、2セット目からの勢いで日本がリードを奪う。ブロックタッチやリバウンドを上手く取って攻撃を仕掛ける日本がラリーを制し得点を重ねていく。スロベニアの強烈なスパイクを拾う小川のディグも光り、点差を広げられたスロベニアにはミスも出始め、終盤も日本のペースで試合が進む。最後もラリーを制した日本が25-16でセットを制し、ストレートでの勝利を挙げた。
今試合にストレートで勝利し5勝3敗で予選ラウンド第2週を終えた男子日本代表。予選ラウンド第3週はいよいよ舞台を千葉に移す。その初戦は7月16日(水)19:20より男子ドイツ代表との対戦だ。
■試合結果
日本 3-0 スロベニア
第1セット 27-25 / 第2セット 25-15 / 第3セット 25-16