公益財団法人日本ハンドボール協会(JHA)は5日、新理事にバレーボール元女子日本代表で監督を務めた経験も持つ中田久美氏が就任したことを発表した。
中田氏は現役時代、1980年に女子日本代表に選出されると、1984年のロサンゼルスオリンピックでの銅メダル獲得や、1988年のソウルオリンピックでの4位など、華々しい成績を残した。
現役引退後は、2012年に久光製薬スプリングス(現・SAGA久光スプリングス)の監督に就任すると、天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会、V.プレミアリーグ(現・SV.LEAGUE)、黒鷲旗全日本男女選抜大会と3冠を達成した。また、2013-14シーズンにはV.プレミアリーグで2連覇、2015-16シーズンにもV.プレミアリーグで優勝と、指導者としてチームを勝利へと導いてきた。
その後、女子日本代表監督に就任したため2017年にチームを退団。代表監督として2020年の東京オリンピック終了までチームを率いた。2023年から2024年にかけてはV.LEAGUE DIVISION3(現・V.LEAGUE MEN)のフラーゴラッド鹿児島でエグゼクティブ・ディレクターとして活動していた中、2024-25シーズンのSVリーグ女子を3位で終えたSAGA久光で9年ぶりに指揮を執ることが6月に発表されていた。