27日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の大阪ブルテオンが大韓航空(韓国)との練習試合第2戦目を行った。
26日に行われた練習試合第1戦目は4セット行うも1セットも取れなかった大阪B。パリ2024オリンピック(パリ五輪)で活躍したオポジット(OP)の西田有志やミドルブロッカー(MB)の山内晶大、リベロ(L)の山本智大らが不在の中、1戦目と同じメンバーを先発で起用。OHにキューバ代表ロペス・ミゲルと仲本賢優、MBにエバデダン・ラリーと西川馨太郎、OPに西山大翔、セッター(S)に永露元稀、リベロにはOHが本職の池城浩太朗が入った。
1戦目と異なり15点マッチとなった第2戦。大阪Bは第1セット、出だしは強いサーブで順調に点を重ねる。相手のサービスエースをきっかけにリズムを崩され、連続失点も目立ったが、ロペスの強力なスパイクでの得点やラリーを制した連続ポイントを重ねると、最後は相手のスパイクがミスとなり15-13で大阪Bがセットを取る。
第2セットは相手に粘り強くブロックタッチを取られ、気持ちよく得点が決まらない場面が増える。セッターの永露が強いスパイクを決め、サーブで崩してからブロックで仕留める場面もあったが、なかなか波に乗れない中、大韓航空の攻撃を止められず13-15でこのセットを落とし、セットカウント1-1となる。
第3セットは、2セット目まで出場のなかった中村駿介をセッターに起用。中盤まで一進一退の攻防が繰り広げられるが、後半サーブミスが目立った大阪Bは連続ポイントが取れず、終盤で相手に連続ポイントを許し、12-15で3セット目も大韓航空に奪われた。
第4セットも3セット目と同じメンバーで臨んだ大阪B。序盤はお互いサイドアウトの応酬となり点差がつかずに試合が進む。ロペスの強力なサービスエースとスパイクを中心に得点を重ねるが、大韓航空も負けじと早い攻撃で得点を重ねる。しかし要所でのミドルの攻撃が光った大阪Bが17-15でセットを取り返した。
第5セット、大阪Bはセッターを永露に戻し、ミドルブロッカーはラリーに変えて小宮雄一郎を起用。序盤は相手のプッシュを上手くブロックするなどしてポイントを重ね、リードする展開となると、ブロックに捕まらず気持ちよくスパイクが決まる場面が増える。最後はこのセット2本目の永露のサービスエースが決まり、16-14で大阪Bが勝利しセットカウント3-2とした。
最終セットとなった第6セット、セッターは再び中村に変更。序盤は大阪Bのサーブレシーブが乱されリードされる展開で、ブロックに捕まる場面も増えリードを許すが、昨日の親善試合で実戦復帰となった小宮のサービスエースも光る中、相手のスパイクミスも重なり、最後は脅威の5連続ポイントで逆転し、15-13で大阪Bが6セット目も取得。セットカウント4-2で勝利した。
15点マッチを6セット行うという試合形式で行われた今回の親善試合。大阪Bはまだまだチームとしての修正点は多く見られたが、個人技としての強いサーブ、要所でのミドルの攻撃、また新加入ロペスの攻撃力の高さが目立った。
2日間の親善試合を終え、SVリーグ開幕前の有意義な調整となった大阪B。これから日本代表メンバーも加わり、攻守ともにさらに強化されたチームが見られることになるだろう。